Apple、日光浴と近視を予防する健康関連のアップデートを発表

Wwdc23 apple hc

個人的に今回のWWDC23で興味深かった発表が、日光浴と近視を予防するといった健康関連のアップデートの発表です。iOS 17、iPadOS 17、watchOS 10に心の健康と視覚の健康の機能が搭載され、ヘルスケアアプリがiPadに登場します。

視覚の健康

眼科医は、近視のリスクを低減するのに役立つ、小児期の重要な行動をいくつか推奨しており、これらの行動のうちの2つが、日中に屋外でより多くの時間を過ごすことと、デバイスや本などをもっと目から離して見ることだそう。

Appleは「watchOS 10」で、Apple Watchの環境光センサーを使い、日光の下で過ごした時間を測定できるようになります。Apple Watchで検出された日光の下で過ごした時間の長さを、iOS 17とiPadOS 17のヘルスケアアプリで確認できるようになります。

日光の下で過ごす時間は、体と心の健康にもメリットがあり、この機能はすべての「watchOS 10」ユーザーが利用できるようになります。

デバイスや本などを近すぎる距離で見ることも、近視につながるリスク要因として十分に立証されています。

新しい「画面からの距離」機能は、iPhoneとiPadのFace IDに用いられるTrueDepthカメラを使い、30センチメートル未満の距離でデバイスを持っている時間がしばらく続くと、デバイスを遠ざけるようユーザーに促すそうです。

同時に心の健康にもフォーカスしていたり、Apple Vision Proのようなイノベーティブな発表もありつつ、こうした健康をケアする機能を開発しているのはさすがAppleだと思いました。

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