堀江社長を含めたライブドア幹部4人が逮捕されました。堀江社長本人は、まさかここまで重大な事態にはならないだろうと思っていたのではないかと思うのですが、同じ年で同じIT業界に身を置く人間として、非常に寂しいニュースでした。
ライブドアグループの証券取引法違反事件で、東京地検特捜部は23日、同法違反容疑で堀江貴文容疑者(33)ら4人を逮捕した。
パトカーに先導されたクルマに乗せられたホリエモンが首都高を通り、小菅の拘置所へ移送される場面はテレビ局が生中継。あの中に、ホリエモンがいるんですね、と。
今は株も持っていないし、直接会ったこともないし、何か関係があった訳ではありませんが、風の噂ではネタフルを読んでくれていると聞いたこともあったし、同じ世代でもあったので、ひそかに応援はしていたのです。それだけに、今回の逮捕は非常に残念に思いました。
何らかの罪を償い、再びIT業界に返り咲くことはあるのでしょうか。
そしてやはり気になるのはライブドアのことです。たくさんの社員がいる訳で、いま彼らが最も不安かもしれません。外資が買収するなんていう話も出てきますし、何を信じていいのか分からない時でもあるのではないでしょうか。まずは落ち着き、よく状況を見極めるのが最善ですね。
ということで、関連記事を集めてみました。
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東京証券取引所はライブドアと関連会社ライブドアマーケティングの株式を、上場廃止基準に抵触するかどうか審査する「監理ポスト」に同日付で移管すると発表した。
グループトップの一斉逮捕が、ライブドアの崩壊に直結するのは必至。疑いが持たれている風説の流布などは上場規則に違反。上場廃止になれば同社は事実上、倒産する可能性もある。
ターゲットとなるのは、下着や生活雑貨の通販大手セシール、グループ全体の収入の約6割を占めるライブドア証券など。「ライブドアそのものはいらないが、おいしいところだけ買いたいという買収者は多い。強制捜査後、既に調査に動き出している企業、投資ファンドもある」
日大大学院法務研究科の板倉宏教授は「元検事に加えて、企業法務や証券など、経済事案に精通した腕利き弁護士も複数、名前を連ねているはずだ。検察の捜査に強い弁護士と経済の専門家がタッグを組み、多角的に法廷戦略を練っていくためだ」
フジはライブドアと株式を07年9月末まで保有し続ける契約を結んでいるが「不法行為があった場合には解除できる」(フジ幹部)としている。
フジテレビの日枝久会長はこの日夜、「非常に驚いている。言われているようなこと(容疑)が本当にあったならば、裁きを受けてちゃんと償うべき」と語った。
大半の投資家は売ることもできずに、株価が下げ続けているのを眺めるしかない状況となっている。
同社広報によると、社員に目に見えるような動揺はなく、「各事業部とも業務を続けている。報道機関からの電話が殺到している」という。
AP通信は、堀江容疑者を「野心的な買収により、ここ数年で日本の有名人になった企業家」と説明した。
「堀江はウソを嫌う人。あんなにまっすぐで純粋な人はいない。ご迷惑をおかけしているが、そこは信じていただければうれしいと思います」と涙ながらに訴えたが、今後の去就については不透明なままだ。