お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーと、お笑いコンビ「鬼越トマホーク」が、たまたま同じタイミングで給与明細や単独ライブの収入をテレビで公開していたのが記事になっていました。
けっこうリアルな数字ですが、芸人を目指す人には夢のある話でとても良いと思ったのと、YouTubeやSNSの時代になって、こうした収益構造にも変化があるんだろうな、と思いました。
芸人の月収は?
まずは、アントニー 給与明細を公開 テレビ出演は「月に5、6本」も… まさかの月収に「夢がある仕事」の声という記事です。自身のYouTubeチャンネルで給与明細を公開したというもの。
「まじで嫌なんだよ~」と渋りながらも、6月の給与明細を公開。手取りで123万2565円の月収があったことが明かされた。
さらに詳しく「3万~4万ぐらいの仕事がブワァーっとあるのと、まあちょっと大きい15万くらいの仕事がやっぱ3、4個あったらこの金額になる」とも語ったそうです。
芸人さんのギャラって見当がつかなかったのですが、3〜4万円くらいの仕事って多いんですね。15万円の仕事が4つでも60万円。残りの60万円分だとすると、4万円でも15件の仕事をしていることになります。準備や勉強もあるでしょうから、かなり忙しそうな数字です。
ちなみにチャンネル登録者数は6.68万人で、再生回数はまちまちですが数万回くらいのものが多いでしょうか。額としてはそんなに大きくはないのかもしれませんが、プロモーションを兼ねたベーシックインカム的なものとして、芸人の生活を変えたツールの一つ‥‥なんではないでしょうか。
続いて、鬼越トマホーク 単独ライブ1本の収入にスタジオ仰天 「普通にM-1でチャンピオン獲るくらいの額」という記事です。
吉本は芸人にもお金が入るようになったんで、1本の単独ライブで1人300万、400万入るようになってるんです。
単独ライブの規模が分かりませんが、これはかなり大きいです。もちろん準備にも時間はかかると思いますが。
会場はよしもとの劇場なのかなぁ、とか、物販もふくめてだろうなぁ、とかいろいろと想像しながらチケット代や劇場の収容数を調べるのが捗ります。
MCの劇団ひとりは「東京03が目指してたライブだけで食っていくシステムが構築されてるってことだよね」と語ったそうですが、テレビで見かけることはなくても、十分に稼いでいるという芸人は少なくないのでしょう。
こうした状況の下支えは、やはりYouTubeやSNSの時代になっているからなのかな、と思います。ただ、プロモーションで活用するのも簡単ではないので、誰でもできるわけではなくセンスが問われると思います。
とはいえ“稼げる”という話は夢があって良いですね。
ちなみに「鬼越トマホーク」のYouTubeチャンネルの登録者数は28.5万人です。