TBSの人気テレビ番組「SASUKE」が「近代五種」競技の一つとしてオリンピックの種目候補になっています。テレビ番組がオリンピックの種目になる可能性が出てきたって、凄すぎませんか!?
「SASUKE」が五輪種目に!?
TBS人気番組「SASUKE」が五輪種目候補に 近代五種テスト大会で番組セットの使用決定という記事になっていました。
TBSは27日、1997年から放送を続ける人気番組「SASUKE~Ninja Warrior~」が五輪種目候補となったことを発表した。世界160以上の国と地域で放送し、現地版も20カ国以上で制作されている世界的人気番組が「近代五種」競技の一つに加えられる可能性が出てきた。
「SASUKE」がオリンピック種目として加わりそうなのは「近代五種」の一つとして、です。「近代五種」というのは、1人で1日に水泳、フェンシング、レーザーラン(射撃+ランニング)、馬術をこなす過酷なスポーツです。
1912年のストックホルム大会から実施されており、最初は1日に1競技で「王族・貴族のスポーツ」と呼ばれたものが、1996年アトランタオリンピックから1日で行うようになりました。歴史と過酷さから「キング・オブ・スポーツ」と呼ばれることもあるそうです。
Wikipediaを見ると人気低迷から改革が求められており、馬術の環境整備が難しく競技者が増えないことなど複合的な要因から、2024年パリオリンピックをもって競技種目から外すことが発表されていました。
その馬術に代わる競技としてテストが行われることになったのが「SAEUKE」ということです。
国際近代五種連合(UIPM)は5月2日、2024年のパリ五輪後に近代五種から「馬術」を外し、新たな競技として「障害物レース」を試験導入すると発表。UIPMによると、障害物レースの五輪競技化に向けて、これまで積極的にロビー活動を展開してきた国際団体「World Obstacle」との共催で2種類の障害物レースをテストする予定だという。
UIPM、World Obstacleからの要請を受け、TBSが「SASUKE~Ninja Warrior~」の番組セットを提供するそう。「SASUKE」の巨大なセットがそのまま使用されるのではなく「Wall Flip」「Parallel Pipes」など4種類です。
「SASUKE」は世界160以上の国と地域で放送され、現地版も20カ国以上で制作されています。競技人口は不明ですが、競技としては世界中で知られる人気スポーツ‥‥ということですね。
テレビ番組としてスタートしたので元々は「SASUKE」はスポーツ・エンターテインメントですが、次第に競技性を高め、適応する競技者を生み出しています。単純に身体能力が求められるだけでなく、クリアするための戦術が考慮されるなどスポーツコンテンツとしても秀逸です。
複数回行われるテストを経て12月のIOC(国際オリンピック委員会)理事会で正式競技として採択されれば、2028年ロサンゼルス五輪から「SASUKE~Ninja Warrior~」が五輪競技となり、人気テレビ番組が五輪競技化という異例の変貌を遂げることになる。
テレビ番組として世界中にファンがいるコンテンツだけに、オリンピック競技となったときの盛り上がりがどんなふうになるのか想像もつきませんね。「SASUKE」を目指すと同時にオリンピック出場を目指すというのも夢があります。
実は「近代五種」という競技があるのをクリアに認識したのは今回のニュースがきっかけなのですが、もし「SASUKE」が採用されることになれば、オリンピックで見てみたいスポーツの上位にランクインしますね、間違いなく。
それにしても「SASUKE」は「SASUKE」であって「障害物レース」だと捉えたことはなかったですねぇ。テレビ番組からオリンピック種目って凄すぎるな。
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ソフィア・エルナンデス選手(グアテマラ)は、「障害物レースをトライすることに興奮しているのと同時に、楽しくてクールだといいなとも期待しています。難しいのではと少し緊張もしますが面白いと思うし、参加者にとってよい機会になると思います。私は『SASUKE~Ninja Warrior~』の番組視聴者で、タフなコースをクリアする出場者にいつも感心しています」