探し物トラッカー「Tile」搭載のVISAクレジットカード「三井住友カード Tile」のバッテリーはどうなっているのか?

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探し物トラッカー「Tile」の機能を搭載した世界初のVISAクレジットカード「三井住友カード Tile」が発表されました。

落とし物トラッカーである「Tile」を内蔵していれば、クレジットカードを落としたとか、財布を落とした時に絶大な効果を発揮すると思いますが、気になるのは「バッテリーはどうなっているの?」という点でした。

「三井住友カード Tile」とは?

「三井住友カード Tile」は、探し物トラッカー「Tile(タイル)」機能を搭載した世界初のクレジットカードです。

「三井住友カード Tile」は、従来のクレジットカードと同じサイズで、ICチップの搭載やタッチ決済に対応。

探し物トラッカー「Tile」の機能により、カードを紛失した場合でも、スマートフォンとカードの接続が切れた場所をアプリで確認することができます。

また財布を落とした時でも「Tile」機能を使って財布ごと見つけることが可能になります。

もともと「Tile」のはカード型のものがありました(電池交換不可で約3年)。クレジットカードほど薄くはありませんでしたが、その点では驚きはありません。

ただ「Tile」を機能させるにもバッテリーが必要になるわけで、そのあたりどうなっているのか気になっていました。極端な話をすれば、バッテリーが切れたら「Tile」としては機能しなくなるのかな、と。

「三井住友カード Tile」は充電可能

調べたところ「三井住友カード Tile」は、Tile機能のためのバッテリーを内蔵しているそうです。ま、それはそうでしょう。

カードの薄さ(0.76 ミリ)に収めることのできる超薄型バッテリーで、1,000 回以上の屈曲テストをクリアしているそうです。

そして、ここが重要です。

新開発のEMVチップは充電端子も兼ねており、付属の専用充電器でフル充電した場合、最⾧半年間の利用が可能となるそうです。

って、充電できるんですか!!!

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EMVというのは「Europay、Mastercard、VISAの頭文字を取ったもので、ICカードに関する国際規格」だそうで、あの剥き出しに見えるICチップがEMVチップなのだと思われます。あそこから充電できるようになった、と。

充電器はUSBケーブルを内蔵しており、USB-Aでパソコンなどに接続して充電することができます。バッテリー持ち時間は約6ヶ月、充電時間は約3時間です。

取扱説明書によると、カードの大部分はリチウムイオン電池であることが分かります。

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内蔵電池はリチウムセラミックバッテリー 3.75V 45mAhという仕様です。「Tile」の充電が切れても、クレジットカード機能の利用には影響ありません。

「三井住友カード Tile」つまりクレジットカードの薄さで充電可能になっていたとは、かなり驚きました。

「三井住友カード Tile」のTile機能

「三井住友カード Tile」は、物理スイッチとスピーカーまで搭載しているそうですスマートフォンのボタンを押せばカードが鳴り、カードの「Tile」スイッチを押せばスマートフォンを鳴らすことができます。

「Tile」はスマートスピーカーにも対応しているので、スマートスピーカーに呼びかけてカードの音を鳴らすといった使い方も可能です。

「三井住友カード Tile」初回発行は1,500枚

「三井住友カード Tile」は初年度年会費は無料。通常は1,375円(税込)です。発行手数料 は初回特別価格で5,500円(税込)とやや高めですが「Tile」代込みということでしょうね。

初回発行枚数は1,500枚となっており、欲しい場合は抽選への参加が必要です。三井住友カードとしても、実験的な意味合いはあるのでしょうね。

三井住友カード Tile