実は以前、衣類スチーマーというものに興味を持ち、どんな製品があるのか、ちゃんと効果があるものなのかどうか調べたことがありました。
結論としては「半信半疑」で、コロナ禍もやってきて外出する機会も著しく減ってしまい、ちゃんと検証することもないまま、衣類スチーマーからは遠ざかってしまいました。
そして、2021年9月。パナソニックから発売されたスチーム専用タイプの「衣類スチーマー NI-GS400」を試す機会を頂くことになりました。わざわざ臭いがたっぷりついた洋服とともに!
※「衣類スチーマー NI-GS400」を提供して頂き試しています。
衣類スチーマーとは?
衣類スチーマーというのは、文字通り強力なスチーム(蒸気)で、ハンガーにかけた衣類の臭いをとったり、シワを取ったりできるというプロダクトです。
以前、調べた中では、けっこうパナソニックは製品数も多く、衣類スチーマーに積極的なメーカーなのだな、という印象を持っていました。
恐らく、大きく分けるとアイロンと併用タイプと、スチーム専用タイプがあるのだと思います。
例えば、これはアイロンとの併用タイプです。
アイロンとしても使いたいという人は、これが選択肢です。
そして今回、提供して頂いているのはスチーム専用タイプです。
まるでバーコードリーダーのようなフォルムをしています。
一見すると併用タイプのほうが一石二鳥の良い選択肢のようにも思えるのですが、入れられる水の量やスチームの強さで、スチーム専用タイプに一日の長があります(強力なスチームを長時間使える)。
そもそも、自分としては「アイロンがけは面倒だからハンガーにかけたままシワ取りしたい」もみたいな思惑があったので、そういう観点からするとスチーム専用タイプのほうが良さそうだ、ということになります。
「衣類スチーマー NI-GS400」を試してみた
ということで、今回の新商品である「衣類スチーマー NI-GS400」は、まさに試してみたかったプロダクトということになります。
オーガニック感のあるパッケージの素材にデザインです。「たっぷりスチーム」をうたうあたり、やはりスチーム専用タイプの売りはそこということになります。
内容物もシンプルで、製品と取説が2枚くらい、そして発泡スチロールが中に入っているくらいでした。
バーコードリーダー‥‥じゃなくて「衣類スチーマー NI-GS400」を取り出して横に置いたところです。持つと意外な重量感があります。
スペックをみると約950gです。水は約160ml入れられるので、フルだと1kgを超えてきます。
立てると自立するのは良いですね。使いやすいところに置いておくなら、フットプリントは小さいほうが良いです。
電源コードは約2.5mなので、けっこう自由に置いたり、取り回したりすることもできると思います。
こうやって持って使います。人差し指でレバーを引くのではなく、親指と人差し指の間にスチームのスイッチがあるので、持って握ればシュオオオオとなります。
電源スイッチとスチームのスイッチです。使い方は電源スイッチをオンにして、約30秒ほどで立ち上がるので(ランプが点灯する)、そうしたら握ってシュオオオオです。
水のタンクは前面の足元にあります。取り外して頭のキャップを外し、水道水を入れます。水道水を入れる穴はけっこう小さいので、恐らく水はこぼれがちだと思います。水分は拭き取って再装着するのが良いですね。
ということで、オレンジが点灯して準備OKになっている「衣類スチーマー NI-GS400」の様子です。
奥に写っているシャツは一緒に送られてきたものなのですが、取り出したらこんなに防虫剤らしきものがボトボトと落ちました。
こんなに防虫剤が入っていたので、衣類からは大変な臭いが発生しています。虫だけでなく、人間も寄り付けないような臭いです。
これ、本当に衣類スチーマーで消臭できるのだろうか? と、少し心配になってしまいました。
しかし、ご安心を!
まずは、実際に「衣類スチーマー NI-GS400」を使っている動画をご覧ください。
前から試してみたいと思っていたパナソニックの衣類スチーマーをモニターさせて貰っているのだけど、きつい消臭剤の臭いは消えるし、シワは取れるし、なかなかやりおるやつなんですね #提供 pic.twitter.com/NtcEGrXF0T
— コグレペペロ| (@kogure) September 29, 2021
シュオオオオと大変な量のスチームが発生しているのが分かると思います。実際には、もう少し同じ場所に固定したほうが様々な効果は高いと思います。分かりやすく上下させています。
スペックとしては次のようになります。
スチーム噴出し時間:連続約9分
スチーム量:平均約16g/分
テストとして、前側の左半身を6〜7分くらいかけてシュオオオオとスチームを当てました。ビフォア&アフターが一緒になっている写真(露出高め)がこちらです。
明らかにシワシワの様子が左右で違うのが分かると思います。左右をアップで見てみます。
済スチーム。
未スチーム。
本格的にシワを取ってパリッと仕上げるなら、絶対的にアイロンをかけたほうが良いと思うのですが、正直、シュオオオオだけでこんなにシワシワが取れるとは思っていなかったのです。
しかも驚いたのが消臭効果で、あんなにプンプンと漂っていた防虫剤の臭いが‥‥ほぼ消えてしまった! いちおう息子にも確認してもらいましたが、左右で全然違う、消えていると言っていました。
スチームって凄いんやなぁ‥‥汗や飲食、タバコのニオイ、さらには加齢臭までしっかり脱臭できる上に、除菌もできるそう。マスクやバッグ、洗いにくいアウターなどにも使えます。
自分で試したかった、Tシャツのシワ取りもしてみました。
どこにでもある使用感のあるユニクロのTシャツです。センター付近に折りたたみしたシワがあります。ここに衣類スチーマーを当てるとどうなるか?
ものの数分で折りたたみのシワは消えてしまいました!
このくらいのシワならサクッと取れてしまいます。着る前にスチームすると消臭・除菌効果もあると思うと嬉しいですね。
ちょっと水のシミが残っていますが、これは近づけすぎてしまったもので、徐々に乾いてはいきます(あえて残して写真撮影しました)。基本的には少し離して使用するのが正しい使い方です。
衣類スチーマー、いいんじゃない?
もともと夏場にTシャツのシワ取りをしたいなぁ、くらいの使い方を想定していたのですが、これから寒い季節にも、上着の消臭・除菌にも活躍してくれそうな予感がしてきました。
ただ、一点だけ気になるのは本体重量です。約1kgというと、1リットルの牛乳パック1本分です。握りやすくなっているとはいえ、あれを持って腕を上下させると思うと‥‥けっこう重量感はあるのですね。連続して長時間を使うのは、腕が疲れる可能性はあります。
とはいえ、アイロンまでは必要ない、アイロンは苦手なんだけど手軽にシワ取りしたい、消臭や除菌もしたいという人には、衣類スチーマーはなかなかオススメなのではないでしょうか? これは気軽に使えて良いものですよ!
↓Amazonで7,873円です。
その他の衣類スチーマー
ココから比較表がチェックできます。
↓こういうタイプはアイロンも兼ねてて良いけどスチーム時間が約4分と短かったりします。価格は7,200円(Amazon)。
↓スチーム時間は10分ですが、スチーム量は約11g/分と専用スチーマーには敵いません。価格は12,500円(Amazon)。