前三鷹市長・清原慶子さん、新型コロナにブレイクスルー感染した際にApple Watchを使用したとブログに綴る

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前三鷹市長の清原慶子さんが、ワクチンを2回接種するも新型コロナウイルスに感染した、いわゆるブレイクスルー感染の経験をブログに綴っています。その中で、血中酸素飽和度の測定にApple Watchの「血中酸素ウェルネス」アプリを使用していたことを明かしています。

新型コロナウイルスに感染し、無症状での自宅療養の経験から考える事 その1としてブログでまとめられています。

コロナ禍にあって、体温計は持っている人が多いと思いますが、血中酸素飽和度については、測定するパルスオキシメーターを持っている人は少ないと思います。
私の場合は、普段から使用しているのスマートウォッチ(Apple Watch)に血中酸素飽和度を測定する機能がありましたので、日頃から測定してきましたし、この期間もその数値を記入していました。

ブログを読むと、2回のワクチン接種を終えた上で、かなり厳重に対策されていることも分かるのですが、それでも感染してしまうというところに新型コロナウイルスの怖さがあることも分かる内容になっています。

ただ、清原慶子さんは全く無症状で、たまたま濃厚接触者となってPCR検査したところ感染が発覚したということです。

厚生労働省が発表しているブレイクスルー感染者は3%というデータを紹介しつつ「2回ワクチンを接種して感染している人は3%以上潜在している可能性もありえると思います」というのは、確かにそうなのでしょうね。ワクチン接種してもウロウロしていると、感染を広げる可能性があります。

裏を返せば、新型コロナウイルスに感染していても症状は出ないということで、ワクチンの効果は凄いということでもあるのですが。

さて、この記事の中でApple Watchを使って血中酸素飽和度を測定し「HER-SYS(厚生労働省新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム)」に数値を入力していた、という部分があります。

一般的に体温計はあるものの、血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターを持っているという人は少ないと思います。そこでApple Watchの「血中酸素ウェルネス」アプリを代用した‥‥という内容です。

しかし一点、注意が必要で、Apple Watchの「血中酸素ウェルネス」アプリは医療用とはされていないのですね。Appleも「医療での使用を目的としたものではありません」としています。

検証している【独自検証】Apple Watch Series 6の血中酸素測定は使えるのか?という記事もありますが、数値の安定しているパルスオキシメーターに対して、Apple Watchだと一定ではありません。

たまたまパルスオキシメーターを触らせて貰う機会があってApple Watchと比較したことがあるのですが、Apple Watchの方が数値は低めに出るように感じました。

そうなるとApple Watchの「血中酸素ウェルネス」アプリが役に立たないかというとそういうことではなく、日常生活の中での傾向を見るのには使えると思っています。運動時や睡眠時ですね。パルスオキシメーターも常に計測しているわけではありませんから。

その後、清原慶子さんにパルスオキシメーターが届き、双方で計測してみたところ数値は同様で「アップルウォッチは医療用機器ではありませんが、私の場合はかなり信頼できることも確認しました」とのことです。

とはいえ、パルスオキシメーターもあって初めてApple Watchの数値がどの程度のものなのか確認できるということでもあるので、新型コロナウイルスに感染して状態がひどくなっている場合は、パルスオキシメーターを利用すべきだと思います。