初めてamazarshiのことを知ったのは、アニメ「どろろ」のエンディングテーマに採用されていた「さよならごっこ」を聴いてからです。独特の声に独特のメロディ、まさに唯一無二だと思いました。
それから気になって聴いていたのですが、今回、令和二年のやるせなさをTwitterで集め曲にし、大仏にプロジェクションマッピングしながら歌うというミュージックビデオはなかなかに衝撃的でした。
普段、西暦で物事を考えるようになっているので、これだけ「令和二年」にフォーカスしているのが自分には新鮮だし、心が引っかかれるような感じすらありました。そうか、今年は令和二年だったか、と。
新型コロナウイルスで世界が一変したことは、この曲を聴くまでは「2020年」として記憶に残るはずでしたが、今では「令和二年」として刻まれました。令和二年という響き、妙にエモーショナルな感じすらします、今となっては。
「先は見えない けど大丈夫 僕に嘘をつかせた 令和二年」という歌詞には、かなりハッとさせられました。「令和二年」は新EP「令和二年、雨天決行」に収録されています。
時折、映る献灯のメッセージにも、令和二年を生きた人たちのやるせなさがにじみます。
amazarashiは「帰ってこいよ」も、かなり衝撃を受けたんですよね‥‥。