地元の人たちが愛したという、福島県富岡町夜ノ森の桜並木の動画です。福島県富岡町は2013年3月25日の「避難区域再編」により、立入が可能になった地域ができました。この夜ノ森の桜並木は、時間制限で立入が可能な「居住制限区域」で、その時間内で撮影された動画です。見事な桜のトンネルです。
実は2014年3月のいわき旅行では、少し足を伸ばして福島県富岡町にも行っていました。まさにこの桜並木を、桜が咲く前の桜並木をクルマで通りました。その時に、地元の方たちがこの桜に格別の思いを持っていることを伺いました。また、震災の傷跡がまだまだ残っている地域でもあります。
かつては駅舎があったそうです。
体育館には、卒業式のための紅白の幕が張られたままでした。
校庭は土を10cmほど削り、除染したそうです。
しかし、校庭の脇にある側溝のような場所は、まだ線量が高いです。
あちこちにこうした黒い袋があります。この中には、除染した土砂などか入っているのでは、とのことでした。
福島第一原発からも近いです。
同じ街の中でも、ここから向こうへは立ち入ることができません。
案内して下さった地元の方の仕事場、自宅も見せて頂きました。
雨漏りが修繕できなかったために、天井が落ちてしまったそうです。
部屋にはネズミの糞が散らばっています。やはり、人が住まないと家は傷みます。
最後に。これが3月の福島県富岡町夜ノ森の桜並木です。