浦和レッズが、アウェイでヴィッセル神戸と引き分け、2015シーズン1stステージ優勝を決めました(実際は先に他会場のガンバ大阪がドローだったので試合終了前に優勝は決まっていた)。開幕から16試合無敗での優勝、そしてミシャ監督は10年目の初優勝でした。
浦和レッズ v.s. ヴィッセル神戸の試合をスカパー観戦した感想は「試合巧者」でした。失点しても、一人退場しても、とにかく焦ることなくじっくりラインをあげ、声を掛け合ってゲームを落ち着かせることができる、そしてさらに点を取りに行く姿勢‥‥まさに、強いチームのそれでした。
インタビューで選手たちは口々に「去年の経験がある」と言いますが、確かに悔しい気持ち、試合に臨む気持ち、試合の運び方など、多くのことを学んだのでしょう。残念だった結果も、こうして経験として積み重なっているのを見ると嬉しく思います。
選手交代しても同じようにゲーム運びができる選手層の厚さもありますので、来シーズンあたりに海外移籍する選手も出てくるかもしれませんが、2017シーズンくらいまでは安泰なのではないでしょうか。ただ、世代交代の必要もありますし、そのあたりの準備も進めていかなくては‥‥と栄華を極め、没落したシーズンを知っていると、優勝したというのにその先が気になってしまいます。
まずは2ndステージも獲り、チャンピオンシップも獲り、完全優勝を目指したいですね。今のチームの完成度であれば、狙えるはず!
■関連記事
▼明治安田生命J1リーグ 1stステージ第16節 vsヴィッセル神戸 試合結果|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
ヴィッセル神戸 1-1(前半0-1) 浦和レッズ
得点者:27分 梅崎 司、84分 渡邉千真(神戸)
入場者数:18,143人
▼ミシャ監督 ヴィッセル神戸戦試合後会見|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
一言で表現するのは難しいですが、チームは第1節から今日まで、常に自分たちが次の戦いでよりベターに戦いたいということを日頃から話していますので、そこがまず一つの理由として挙げられます。勝った試合にも必ず反省材料があると思っていますし、その課題を乗り越えて次の試合に臨んでいく、そういった一つ一つの積み重ねが、我々がこの16節まで安定して攻撃的なサッカーを繰り広げられた理由です。
▼1stステージ 第16節 vs神戸 アウェイで引き分け 1stステージ優勝を決める|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
(ゴールシーンについては?)
「いい形で武藤にボールが入り、(興梠)慎三がニアに走り込んで、自分のところに転がってくると信じて走りました。泥臭かったですが、しっかり流し込むことができました」
▼【浦和】ペトロヴィッチ監督、J最遅10年目で悲願の戴冠 : サッカー : スポーツ報知
無冠の名将をついに返上した。ペトロヴィッチ監督はMF阿部と一緒にトロフィーを神戸の夕空に突き上げた。リーグ、天皇杯、ナビスコ杯で合計4度も準優勝に甘んじた指揮官の初のJ1タイトル。
▼団結を語る先制弾の梅崎「みんなでつないだボールを気持ちで押しこんだ」 | サッカーキング
今季の浦和は多くの選手が試合に出場し、それぞれが得点を奪ってチームの勝利に貢献している。この点については「僕自身もレギュラーとして出たり、途中出場っていうわからない状況ですけど、みんなが切磋琢磨して日々努力しているので、こうやってみんなが結果を出せますし、みんなでこうやって勝ち取った勝利かなと思います」と、チーム一丸となって勝ち取ったステージ優勝だと述べている。
▼【浦和】攻守に大きな存在感を放った槙野智章「年間のことは頭にあるけど、この優勝は素直に嬉しい」 | サッカーダイジェストWeb
開幕から抜群の安定感を誇っている槙野は、P・ジュニオールに仕事をさせなかった。得意のドリブルを仕掛けてきた場面でも粘り強く対応し、ボールを奪う。思うようにプレーできないP・ジュニオールはイライラを募らせ、60分という早い時間帯での交代になった。その後、マッチアップの相手になったマルキーニョスも同様に封じ込めた。
▼【J1採点&寸評】神戸×浦和|退場者を出すもドローで終え、浦和が無敗優勝を達成! | サッカーダイジェストWeb
5 槙野智章 6.5
約50メートルを駆け上がる力強い弾丸ドリブルから武藤につないで、梅崎のゴールをお膳立てした。
▼槙野“赤ふんどし”守り神 ACL敗退後着用して無敗街道 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
浦和には必勝の儀式がある。試合開始直前の控室。DF槙野のロッカーにつるされた赤い布を拝み、ピッチに向かう。第1S途中から始まった願掛けだ。
▼【河合貴子の試合レビュー/無料記事】「ひとつの努力が報われたシーンだった。優勝するために浦和に来た。」梅崎司選手のコメント(2015/6/21) | 浦和フットボール通信
「いつもの練習後の居残りランニングの成果では?」と尋ねると、嬉しそうに「ひとつの努力が報われたシーンだった。優勝するために浦和に来た。(2008年大分から移籍)苦しい時が長かったが、現状を見て、未来を見て来た。サポーターと一緒に喜べて良かった。年間、チャンピオンとまだまだ先がある。まだ、半分かなぁ?!変わらずに努力し続ける」
▼ヴィッセル神戸 試合後の選手コメント『どのチームよりも浦和に優勝されるのは、半端無く悔しい』(高橋峻希)+渡邉+相馬 J1【神戸対浦和】 – [J論]
浦和には勝負強さがあった。負けない浦和が復活してきた感じがする。遣り甲斐がある。浦和は、そうであって欲しい。倒すのは、僕らだ
▼ミハイロ・ペトロビッチ監督(浦和)会見『34節を終えて、一番上にいるというのが、我々の大きな目標だ』J1【神戸対浦和】 – [J論]
私は、10シーズンをJで闘っていますが、アディショナルタイムが6分あるのは、非常に稀だ。1人少ない中で、6分のアディショナルタイムは、選手たちはきつかったと思う。こう言った注目の集まるゲームに限って、レフリーが主役になるのはありがちだ。レフリーは、試合が終わったあとにあまり目立たなかった方が良いジャッジング我々がサッカーを良いレベルに持っていくためには、彼らも一緒にベストを尽くして歩んで行く必要があると思う
Q:2枚のイエローカードで退場について
「峻希には(浦和ユース時代の後輩でもあり元チームメイト)遣られたくなかった。峻希を止めれば、自分たちが優位に進められると意識していた。1枚目のイエローは、峻希がワンツゥーで狙って行かれそうだったから、ガッツと行きました。2枚目は、接触プレーだと思う。厳しい判定だった。みんなに迷惑かけた。
▼「じゃないほう」がなくなると信じて――。1stステージ制覇へ。浦和レッズを変えた男、武藤雄樹 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
確固たる居場所を築いていなかっただけに、11月に入って届いたレッズからのオファーを、ベガルタのチームメイトたちがなかなか信じなかった。
誰よりも武藤自身が、なかなか現実を受け入れられなかった。
▼ネルシーニョ監督(神戸)会見『引き分け以上という結果もおこしたかも知れない内容で選手たちは闘ってくれた』J1【神戸対浦和】 – [J論]
2チームともお互いに良い結果を残そうと、最初から最後まで闘い切った試合だった。前半、うちが3回のチャンスがありましたが決められず、相手チームのはっきりとしたチャンスは1回で、それを決めて来た。決める質が相手にはあったと思う。