サンフレッチェ広島からケルンに移籍し、その後、広島に戻らずに浦和レッズに移籍した槙野智章ですが、その内情が代理人である株式会社ジェブエンターテイメント代表取締役・田邊伸明氏によって語られています。
なぜ槙野智章は広島に戻らなかったのか? 代理人が語る移籍市場の見方 | フットボールチャンネルという記事になっていました。
例えば、私たちの契約選手である槙野智章が2011年1月にサンフレッチェ広島からケルンに移籍しました。1年半後、当社としては不本意でしたが彼は日本に帰ることになり、ケルンから浦和レッズに期限付き移籍することになった。
選手の移籍について、その内情が分からないためにサポーターが不満を募らせるケースがある、として、槙野智章のケースが紹介されています。
それによると、
・浦和レッズへのレンタル移籍
・浦和レッズへの完全移籍
いずれの際も、サンフレッチェ広島には話をしていたそうです。
しかし、サンフレッチェ広島は「今は獲得できない」「うちは獲得しない」という返答だったそうです。
槙野智章側としては、サンフレッチェ広島と交渉する準備はあったものの、そのことが明らかになっていないために、サポーターからは「なんで帰ってこないんだ」「この裏切り者」ということになってしまっていると思います。
もちろん、サンフレッチェ広島としてもチーム作りや予算の問題がありますから、槙野智章を獲得するべき、とも言えない難しさがあります。
他にも、
また、こんな例もあります。私たちの契約選手で、ガンバ大阪のジュニアからの生え抜きだった安田晃大(現・東京ヴェルディ)がプロ4年目の11年にギラヴァンツ北九州に移籍しました。
クラブの生え抜き選手のいきなりの完全移籍でしたが、これも実は「安田晃大はガンバ大阪からゼロ円提示を受けていた。でも、クラブはそれを公表せず、移籍が決まったことだけを発表した」という内情があったそうです。
クラブから放出されたのか、それとも選手自身の意思でクラブを去るのか、表面的な情報からだけだと、判断の難しいケースがありますね。