なぜ槙野智章はサンフレッチェ広島に戻らず浦和レッズに移籍したのか?

2013 05 14 0939

サンフレッチェ広島からケルンに移籍し、その後、広島に戻らずに浦和レッズに移籍した槙野智章ですが、その内情が代理人である株式会社ジェブエンターテイメント代表取締役・田邊伸明氏によって語られています。

なぜ槙野智章は広島に戻らなかったのか? 代理人が語る移籍市場の見方 | フットボールチャンネルという記事になっていました。

例えば、私たちの契約選手である槙野智章が2011年1月にサンフレッチェ広島からケルンに移籍しました。1年半後、当社としては不本意でしたが彼は日本に帰ることになり、ケルンから浦和レッズに期限付き移籍することになった。

選手の移籍について、その内情が分からないためにサポーターが不満を募らせるケースがある、として、槙野智章のケースが紹介されています。

それによると、

・浦和レッズへのレンタル移籍
・浦和レッズへの完全移籍

いずれの際も、サンフレッチェ広島には話をしていたそうです。

しかし、サンフレッチェ広島は「今は獲得できない」「うちは獲得しない」という返答だったそうです。

槙野智章側としては、サンフレッチェ広島と交渉する準備はあったものの、そのことが明らかになっていないために、サポーターからは「なんで帰ってこないんだ」「この裏切り者」ということになってしまっていると思います。

もちろん、サンフレッチェ広島としてもチーム作りや予算の問題がありますから、槙野智章を獲得するべき、とも言えない難しさがあります。

他にも、

また、こんな例もあります。私たちの契約選手で、ガンバ大阪のジュニアからの生え抜きだった安田晃大(現・東京ヴェルディ)がプロ4年目の11年にギラヴァンツ北九州に移籍しました。

クラブの生え抜き選手のいきなりの完全移籍でしたが、これも実は「安田晃大はガンバ大阪からゼロ円提示を受けていた。でも、クラブはそれを公表せず、移籍が決まったことだけを発表した」という内情があったそうです。

クラブから放出されたのか、それとも選手自身の意思でクラブを去るのか、表面的な情報からだけだと、判断の難しいケースがありますね。