浦和レッズが「闘莉王との契約について」として、闘莉王との契約が満了したことを発表しています。
浦和レッズは、今年7月から、闘莉王と契約更新を前提に、今後のチーム作りの方向性やクラブ内での約束事等について、提示を行なっておりましたが、合意に至らず、今シーズンをもって契約満了となりましたことをお知らせ致します。
闘莉王はマスコミに対して「浦和レッズから必要とされていないと感じた」などとして、浦和レッズから契約解除されたようなニュアンスのことをコメントしています。
しかし事実としては、クラブとしては契約更新を早い時期から打診していた、ということですね。単純に「今後のチーム作りの方向性やクラブ内での約束事」で合意できなかった、ということです。
闘莉王は、常に優勝を目指したい、マスコミに対して口をつぐめない、というところで浦和レッズの方針に合意できなかったのでしょう。
闘莉王は2004年から2009年の6年間で公式戦216試合に出場。その間、Jリーグセカンドステージ優勝(2004年)、Jリーグ優勝(2006年)、AFCチャンピオンズリーグ優勝(2007年)、FIFAクラブワールドカップ3位(2007年)など、数々のタイトル獲得に大きく貢献してくれました。
「浦和レッズは、改めて、闘莉王のこれまでの功績に心から感謝する」として、闘莉王に対して最大限の敬意を払っています。
最後はクラブから闘莉王に対して「0円提示」という報道も出ましたが、マスコミに対して喋りすぎるので、クラブとしても持て余してしまった、というところなのでしょうね。
ギド・オジェック時代の優勝を経験した選手たちもまだ残ってはいますが、闘莉王の退団により浦和レッズの一時代が終わった感じがします。
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