日本で相次いでつぶやきに広告を挿入するサービスが発表されたタイミングで、ツイッターからはタイムラインに広告を挿入することを禁止する発表がされました。
関連記事をまとめておきます。
▼「長期的ユーザー体験が第一」―Twitter、サードパーティーのタイムライン内広告を全面禁止
その重要な決定とは、「Twitter APIを利用するいかなるサービスにおいても、Twitter独自のPromoted Tweets広告以外のあらゆるサードパーティーの有料広告をツイートとしてタイムラインに挿入することを認めない」というものだ。
▼秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ : ツイッター社、他社がつぶやきをお金で売買するのは許さん、と公式ブログで表明
ツイッター社のPromoted Tweetも、お金でつぶやき広告を流すという仕組みですが、これは「整合性やタイムラインとの関連性を保っているのオッケー」で、ツイッターというプラットフォームを維持運営し、200名を越した社員を養っていくためにも必要だ、と言っています。
▼Twitterがタイムライン上の広告を禁止=「つぶやきはユーザーのもの」【湯川】:TechWave
個人ユーザーが報酬を受け取ることを条件に広告Tweetを流すことはだいじょうぶなようです。
▼【速報】ツイッターが広告ツイート禁止を宣言。昨日発表のオプト社「つあど」なども対象に:in the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ
今回ツイッター社が禁止を明言したのは「利用者のタイムラインにペイド・ツイートを掲載すること」であり,イン・ストリーム型広告配信サービスである 140Proof,ad.ly,twad.ly,Mylikes,つあど 等は明らかに対象となるはずだ。
▼Twitter の “API of Terms” の商業利用部分だけ勝手翻訳 [dh memoranda]
(b) 皆さんは、ツイートが表示されているサイト上やアプリケーション上の広告を販売することができます。しかし、タイムラインの中には、Twitter Ads 以外の広告を表示してはいけません。
▼Twitter、タイムライン上でのサードパーティー広告を禁止へ
「彼らはTwitterプラットフォームの長期にわたる健全な状態を犠牲にして、市場シェア拡大や短期的な収益を実現できるように最適化するかもしれない。例えば、サードパーティーの広告ネットワークは、広告インプレッションとクリックスルー率を最大化しようとするかもしれない。たとえ、それによってユーザーの不満が募り、Twitter利用が最終的に減少することになってもだ」
Twitterが禁止するのはタイムラインでの広告ツイートであり、広告ツイート自体は今後もサポートする。コストロ氏は「Twitterはサードパーティーの広告ツイートに関連するサポート費用を負担していく。サードパーティーの負担はそれに比べてほとんどない」と語る。また、サードパーティー製Twitterクライアントにおけるタイムラインでの広告ツイート表示を含む広告販売については認めている。
▼Twitterがタイムライン内広告を禁止 つあどなど広告サービスに影響
また米メディアは、Twitterが「マーケティング業者が著名Twitterユーザーに直接依頼して広告ツイートを投稿してもらうようなケースは可」と認めたと報じており、Twitter APIを利用しない手動での投稿であれば、タイムライン内広告でも認められるようだ。
いずれにせよ、広告である場合には「#ad」などのハッシュタグが必要になるのでは、と思っています。
▼Masato Kogure (kogure) on Twitter
#ネタフル「Twitter」カテゴリもどうぞ。