2018年5月28日に旧所属事務所「オフィスサーティー」から独立し、新しい事務所「Muse Endeavor .inc(女神努力株式会社)」での活動を発表していた“冬の女王”として知られる歌手の広瀬香美さんに対して、旧所属事務所が芸名の使用停止を求める発表をしたことで話題となっています。
オフィスサーティーではウェブサイトで、弊社所属アーティスト「広瀬香美」について重要なお知らせとしてアナウンスを行っています。
「広瀬香美」は弊社代表取締役である平野ヨーイチ氏が命名した芸名であり,「広瀬香美」の芸名の使用権限は,弊社及び平野ヨーイチ氏に帰属しており,弊社当社所属のアーティストとしての活動以外には,「広瀬香美」の芸名を使用できません。
「弊社の許可を得ることなく」事務所を辞めた、あくまでも「広瀬香美」を使用した芸能活動に関しては法的措置をとる、としています。
「加担した第三者に対しても,損害賠償請求の対象とすることを含め厳しい対応をとる所存」というのは穏やかではありません。
広瀬香美さんの事務所独立
広瀬香美さんは2018年5月28日に、Facebookに新しい事務所で活動を行っていく旨の報告を行っていました。
新しいオフィシャルサイトもあります。
改めて読むと「Muse Endeavor inc.」が設立中だったり「ファンクラブの皆様にご心配をお掛けしないように、現在、新たな運営体制を整えております」といったように、今回の独立が急な話だったのかな、ということが伺えます。
「Muse Endeavor inc.」のサイトもありますが、内容は本人のオフィシャルサイトとほぼ同じです。
芸能人が名前を使えなくなるケース
これまでにも芸能人が芸名、名前を使えなくなるケースというのはありました。加勢大周や能年玲奈のケースは記憶に新しいところですが、いずれも所属事務所との関係悪化に起因するものといって良いでしょう。
そこに至るまでにはお互いに様々な言い分があると思いますし、第三者があれこれ言うよりはいっそ裁判をした方がクリアになる部分もあると思いますが、とにかく「名前」に関しては最初の契約時に使用権をどうするかということをはっきりさせておくべき、ということなのでしょうね。契約時ではなく、契約更改の時や、まさに今でも良いのかもしれませんが。
所属事務所としては稼ぎ頭の独立というの痛いと思いますが、一般的な会社経営として考えるとそうしたリスクには常に備えておく必要はあります。
個人的には広瀬香美さんのコンサートには何度も足を運んでますし、人間性も含めて大好きなアーティストの一人です。
引き続き、広瀬香美さんが広瀬香美さんと活動できると良いなぁ、と思いますが、仮に芸名が変わったとしても応援することに変わりはないですけどね。