「森のくまさん」にBメロとサビをつけた芸人・パーマ大佐のCD販売に訳詞者が販売中止を要請

お笑い芸人・パーマ大佐がBメロとサビをつけた替え歌「森のくまさん」に対して、もともとの「森のくまさん」の訳詞者である馬場祥弘さんが販売中止を求める書面を郵送したとしてニュースになっています。替え歌CD、販売中止要請=「森のくまさん」訳詞者という記事になっていました。

替え歌は馬場さんの翻訳の間に「ひとりぼっちの私を 強く抱きしめた熊」などと歌詞が追加されている。馬場さんは承諾しておらず、「同一性を保持する権利が侵害された」と主張。

どんな替え歌になっているのかと思って探したら、YouTubeに動画がありました。

2015年6月に公開されたものでした。「J-POPはAメロ、Bメロ、サビがあるもの」として、誰もが知っている「森のくまさん」にBメロとサビをつけたものとして歌われています。

こちらがCDリリースにあわせて作成されたミュージックビデオのようです。

確かに歌詞を見ると「人に言えない過去がある」として「犯罪、ギャンブル、膨らむ借金」といった言葉が出てきて、子供向けの童謡として訳詞した方からすると、法律的な解釈は別として腹立たしいかもしれないな、という曲になっていました。

ユニバーサルミュージックは「適切な手続きを踏まえ発売した」とコメントしているということです。

パーマ大佐 – Wikipediaによると本名は國土郁音(こくどいくと)で、家族は「母はピアニストの國土浩子、父は音楽評論家の國土潤一、姉は作詞家の國土佳音」という音楽一家なのだそうです。小さい頃からピアノの教育を受けており、その延長線上で歌ネタをやっているのですね。

訳詞者は販売中止や慰謝料300万円などを求めています。

追記:「森のくまさん」の作詞者とされる馬場祥弘氏に関する疑惑 – Togetterまとめがありました。いわくつきの人物だったのでしょうか‥‥。