盗作問題・松本零士と槙原敬之が法廷で直接対決

松本零士さんと槙原敬之が法廷で直接対決という記事より。

漫画家松本零士さんから「銀河鉄道999」のせりふを歌詞に無断使用したと非難され、名誉を傷つけられたとして、歌手槙原敬之が2200万円の賠償などを求めた訴訟の口頭弁論が7日、東京地裁(清水節裁判長)であり、当事者の2人が出廷し「せりふを勝手に使われた」「盗用などしていない」と、それぞれ訴えた。

これまでの経緯は以下の通りです。

槇原敬之に「999」盗作騒動
松本零士、盗作問題は終結へ
槇原敬之、盗作騒動はノーコメント
槇原敬之、松本零士に反論

簡単にまとめると、

・松本零士「銀河鉄道999」に出てくるセリフを盗作された主張
・槇原敬之は盗作を否定
・松本零士は主張したかっただけだと一方的に収束宣言
・槇原敬之はこれを不快として公式にコメント

というものでした。

これらが2006年の話だったので、今回の裁判も正直「まだやっていたのか」という感じだったのですが、見ると槇原敬之が松本零士を訴えていたのですね。

記事によると、2007年2月に槇原敬之が「賠償と著作権侵害でないことの確認を求め提訴」していたということです。

この日は当事者の松本零士と槙原敬之が法廷に出廷し、それぞれ、

「夢をあきらめる人が多い中、もうちょっと頑張ってみようと作った歌。せりふは全く知らないのに泥棒扱いされ、非常に不快だ」

「自分が先に使った言葉で、槙原さんも知っていたはず。他人のものだと思われるのは許せない」

と主張をしたということです。

問題となっているのは、

松本「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」
槇原「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」

なのですが、改めて見るとけっこう似てますね。どういう判断が下されるのでしょうか。

追記:

槙原敬之vs松本零士氏が法廷で対決に詳しい様子が紹介されています。

淡々とした表情で「夢は時間~」の歌詞について「仏教の『因果応報』の教えからです」と訴えた。「自分が(覚せい剤で)事件を起こして以来、仏教を学ぶようになって。『LOTUS IN THE DIRT』の『泥沼に咲くハスの花』の詩は『南無妙法蓮華経』からです。『世界に一つだけの花』は『天上天下唯我独尊』からきました」と話した。

約束の場所

約束の場所

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曲は人気デュオCHEMISTRY(ケミストリー)が歌い、テレビCMでも放送されたのに対し、松本さんがテレビなどで歌詞が盗作であるかのような印象を与える発言をしたとして、槙原さんが昨年2月、賠償と著作権侵害でないことの確認を求め提訴した。

槇原敬之と松本零士さん“直接対決”!

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