プロレスの“アングル”が裁判で認定される

暴行認定 大仁田議員側に賠償命令という記事より。

野村高弘裁判官は「中牧秘書は、倒れた姿勢で無防備の渡辺さんの顔を力任せにけりつけた。観客に見せる興行としてのプロレスとは異質な暴行。大仁田議員にも使用者責任がある」と認定した。

「セッド・ジニアス」こと渡辺幸正氏が、大仁田厚氏と対戦したタッグマッチにおいて、大仁田氏をけろうとして逆に中牧氏から蹴られて頭部外傷になったと訴えていた件に関して判決が出ています。

それによると、

野村裁判官は試合の勝ち負けなどについて「事前の取り決め」があったと認定。

ということで、いわゆる“アングル”が裁判で認められた認定されたカタチとなっています。

“アングル”とは、Wikipediaによれば以下のように説明されています。

プロレスにおけるアングルとは、仕掛け、段取りや筋書きを意味する。試合自体の進行については「ブック」と呼ばれ、アングルはリング外でのストーリー展開を指すことが多い。アングルの組み合わせや展開が観客動員に大きく影響するため、試合内容と同じ重要性を持つ。

プロレスのインタビューで煽ったり、軍団抗争しているのは、“アングル”ということになります。

地獄のアングル―プロレスのどん底を味わった男の告白

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場外乱闘で大仁田議員側に賠償命令

判決によると、ジニアス氏は03年4月、都内で大仁田議員らとタッグマッチで対戦。試合後、ジニアス氏が大仁田議員を蹴ろうとして乱闘になり、秘書から左目の周辺を蹴られ、頭部外傷などと診断された。