ネタフルでもフリービット「PandA」月額2,000円で持てるスマートフォンという記事を書きましたが、福岡天神に「ATELIER freebit(アトリエフリービット)」という直営店をオープンさせたそうです。スマホ料金は1/3になる 月額2100円の格安プランは成功するかという取材記事がありました。
福岡天神に開店した「ATELIER freebit(アトリエフリービット)」は、スマホを実際に試してから契約できる初の直営店。建築家の迫慶一郎氏がデザインした店舗は「白い箱と七色の虹」というコンセプト通り、真っ白な壁紙に7色の線が描かれたオシャレな空間に仕上がっている。
端末代とデータ定額の料金が合計で2,100円(2年縛りあり)という格安スマートフォンの「PandA」は注目していたのですが、実際に触ってみないとなんとも言えないな、というところはありました。
開店日には行列ができたそうですが、九州限定のテレビCM効果と、やはり「触ってみないことには」という人たちが足を運んだのでしょうね。
なぜ「PandA」が安いのか? それは最近、流行りつつある格安SIMカードと同様に、NTTドコモの回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)だからです。このお陰で、通信速度は150〜200kbpsと決して速くはないものの、端末代と併せて低価格を実現しています。
考えようによっては格安SIMカードの「OCN モバイル ONE」が月額1,000円として、残り1,000円x24ヶ月(2年縛り)と思えば、24,000円のSIMフリー端末を購入しても結果としては同じことになります。むしろ、もっと安いSIMフリー端末もあるでしょう。
ただ「PandA」の良いところは、サポート窓口があるというところですね。SIMフリー端末は決して一般の人に優しいものではありませんので、直営店がある、サポート窓口がある、というのは大きなメリットです。
ASSIOMA(アショーマ) » 月額2100円で使えるリア充スマホ「PANDA」で使用感がレポートされていますが、高速通信をそれほど必要としない家族であれば「iPhone 5s」1台分の料金で「PandA」3台を保有することができることになります。
PANDAには「SiLK Sense」という独自アプリがインストールされている。このアプリで通信速度制限を解除したいアプリを事前に登録しておけば、そのアプリが起動されたら”自動的に通信速度制限がそのアプリの分だけ”解除される。
この「SiLK Sense」という機能も面白いと思いました。
さて「PandA」ですが、フリービットの石田社長は「国内だと1年半ほど前の仕様だが、最新のスマホは過剰品質。実際に使う上で問題はない」と性能について語っています。液晶は5インチなので大きいですね。
石田社長自身も「PandA」を使っているそうで「渋谷のネット企業の社長(である私)がこれ1台で生活できているのが何よりの証明だ」とも語っています。ただし、YouTubeなどの動画サイトは厳しいようですね。
また「IP電話用には別の通信帯域を確保」しているというのは知りませんでした。IP電話が切れにくい対策をしているようです。
「福岡から(大手3社に次ぐ)第4の事業者として挑戦していく」と石田社長。2014年はSIMフリーや、こうした低価格のスマートフォンがくるのでは、と密かに、個人的には思っております。「SIMフリー」カテゴリで色々と書いておりますので、興味のある方はそちらもご覧ください。