100億円キャンペーンで名を轟かせたスマホ決済「PayPay」ですが、なぜPayを繰り返して「PayPay」なのか、これまで語られることはなかったように思います。
「PayPay」というサービス名に対して、中には「PayPalに似ている」という声もあれば、個人的には「PayPayと口にだすのが恥ずかしい」ということもありました。
なぜ「PayPay」は「PayPay」になったのでしょうか?
「PayPay」名前の由来は?
これに関して、ヤフーの川邊健太郎社長が、インタビューの中で「PayPay」となった理由を語っていました。ヤフー“第二の創業”に挑む川邊社長–PayPayやデータドリヴンは次の柱になるかという記事です。
ヤフーの今後に関するインタビューなのですが、この中で「PayPay」に関して説明するところがあります。
もちろん多くの候補がありましたが、「Pay」という印象を持たせたい、根づかせたいという想いが最初にありました。孫会長も一緒です。その上で会議や調査を重ねたところ、Pay単体はすでに商標登録済みだったため使えませんでした。そこで、「2回繰り返すか、3回繰り返すか」という結論から現在の名前になりました。
もともとは「Pay」を印象づけるため「Pay」にしたかったものの、既に商標登録済みだったため、繰り返して「PayPay」になったということです。
他社は「楽天Pay」や「LINE Pay」など、企業名、サービス名と関連付けられているのですが、とにかく「Pay」にこだわったということですね。
ヤフーPayやソフトバンクPayよりは、確かに良かったかもしれません。ドコモは「d払い」がありますが、どうしてもドコモユーザーだけのサービスという印象になりますし。
ということで「PayPay」は「Pay」を印象づける、根付かせるための名前だったということです。