「OLYMPUS AIR」ファーストインプレッション(マニュアルはアプリで・想像以上に撮れる・WiFi設定に注意)

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液晶部分がなく、レンズも交換できるという、筒状の不思議なデジカメ「OLYMPUS AIR」が発売になりました。スマートフォンと連携して使えるんですよ。イベントに参加させて頂き、けっこう期待していた製品です。今回、モニターとして使わせて頂いておりますので、まずはファーストインプレッションをお届けしたいと思います!

「OLYMPUS AIR」開封の儀

まずはパッケージの開梱から。

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なんせ筒状の本体しか入っていませんので、箱自体もかなり小さいです。

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今回はレンズキットですので、本体、電動ズームレンズ、そして自動開閉するレンズキャップが入っています。

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「OLYMPUS AIR」にはレンズキットと本体のみがあるのですが、普段使いでなおかつこのサイズ感を堪能するのであれば、やはり薄くて軽い電動ズームレンズと、自動開閉するレンズキャップの同梱されたレンズキットがオススメだと思います。

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電動ズームレンズを取り付けたところ。三脚穴のある側、裏側ですかね?

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こちらは電源ボタンとシャッターボタンのある、いわゆる表側になると思います。

久しぶりに手にして感じたのは、意外にズッシリとした重量感があるという点でした。もちろんこれだけ小さいものなので重いということはないのですが、ギッシリ詰まっているなー、という感じがします。

マニュアルはアプリで

最初は何も読まずに、とりあえずレンズの取り付けなどをやってみたのですが、少し戸惑いました。どこのスイッチを押すと外れるんだ、とか、ちょっと分からなかったんですね。で、マニュアルを探してみたのですが、ない。同梱されてない。

どうするんだ?

と思ったら、アプリがマニュアルになっていました。

OA.Central App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

最初にインストールが推奨されているアプリが、設定ガイド兼マニュアルの役割を果たすのです。

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ガイドに従うことで、本体の取り回しや設定が分かります。

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「OLYMPUS AIR」を手にしたら、まずはアプリをダウンロード! これは約束ですよ!

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ヘタにいじくると割ってしまう恐れもありますから、アプリのマニュアルに従ってくださいね。

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スマートフォンと「OLYMPUS AIR」はローバッテリーのBluetoothで接続され続けるのですが、そのあたりの設定もアプリのマニュアルで解説されます。

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スマートフォンを「OLYMPUS AIR」の液晶モニター代わりにするには、WiFiでの接続が必要になります。これはQRコードを使います。

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設定が完了です!

設定用の「OA.Central」でも試し撮りができますが、あくまでも試し撮りという位置付けですので、スマートフォンを横にしてもアプリは縦のままです。本格的な撮影には、他に用意されているアプリを使いましょう(その他のアプリのダウンロードは画面下部の「APP」から可能です)。

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ぼくは一眼レフのような操作が可能な「OA.ModeDial」を使っています(その他のアプリはこれから試したいと思います)。

OA.ModeDial App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

カップリングで大きめのスマートフォンを使う方法

背面のカップリングでは、スマートフォンを取り付けてリアルタイムに液晶画面を表示しつつ、普通のデジカメ風に使用することができます。ただ、ノーマルだとiPhone 6 Plusサイズのスマートフォンははまりません。どうするんだろう、と思ったらボタンがありました。

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SMALLからLARGEにすれば、ガバッと大きく広がります!

「OLYMPUS AIR」試し撮りした感じはどう?

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まだあまり持ち出せていないのですが、率直な感想としては「思っていた以上に撮れる」です。最近のレンズ交換デジカメなので当たり前といえば当たり前なのですが、嬉しい誤算でもあります。

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このあたりの写真はiPhoneの画面を見つつ、カメラを頭上に持ち、テーブルにある料理を撮影したところです。薄暗い居酒屋の店内で、なかなかいいボケ具合で撮影できました。

この時はmicroSDメモリカードがなかったので、本体に写真を保存せずにデバイス(スマートフォン)に保存するというモードで撮影しました。ただ、撮影した画像サイズが大きかったからか、けっこう転送に時間がかかりました。

microSDメモリカードは必須だと思いますが、あらかじめデバイスに保存することを念頭に置くならば、撮影サイズを小さめに設定しておくと良いかもしれません。

なお、microSDメモリカードを挿入せずに撮影しようとすると、ピピッと音がしてオレンジのランプがつき撮影できません。これは写真の保存先がデフォルトではmicroSDメモリカードとなっているためです(つまりメモリカードがないよ、というエラー)。カメラアプリ「OA.ModeDial」の設定から、保存先をデバイスに変更することで回避することがきます。

息子の中学校の入学式でも使ってみたのですが、入場など動きのある場面ではスマートフォンに映像を転送しながら撮影する難しさを感じました(転送スピードが追いつかない)。また、電源オフからオンでやや時間がかかりますので、シャッターチャンスには常に電源オンにしておくと必要があると思います。

ただ、一般的な景色だったり、人物のスナップ写真だったり、食べ物の撮影といったシーンでは十分に活躍してくれるのでは、と感じています。最近はブログの写真などもiPhoneで撮影して済ませてしまうことが多いのですが、より美しい写真やズームが欲しい場合もあります。そういう時のために、カバンに忍ばせておくには「OLYMPUS AIR」は素晴らしく使えるカメラになりそうです。いや、むしろiPhoneのカメラアプリの使用頻度が落ちるカモ!?

「OLYMPUS AIR」で写真を撮影する → アプリで写真データをスマートフォンに転送する → TwitterやFacebookに投稿する、といった使い方もできます。

ブログ用の写真であれば、iPhone経由でMacBook Airに送ってもいいな、と思いましたが、APIを利用して「OLYMPUS AIR」本体のSDメモリカードからDropboxなどにダイレクトに写真を送信できるアプリが登場したら素敵だな、と思いました(可能ですかね?)。

WiFi設定の注意点

最後に、少し使ってみて気になった点を一点。これはiPhoneの仕様上、どうしようもないもののようですが、例えば自宅のWiFiなどに接続している時に「OLYMPUS AIR」を使おうと思っても、自動でWiFiが切り替わりません。そのため、手動で「設定」からWiFiを切り替える必要があります。ちと面倒です。

外出先では問題にならないとは思いますが、WiFiモバイルルーターのようなものを常時起動している人だと、iPhoneがそちらに接続していると、その度に手動で設定を切り替える必要があります。

「OLYMPUS AIR」と歩く

何より小さいので、どんなカバンにも入れておくことができます。一眼レフだと「持って行こうかどうしようか」と迷うシーンもありますが「OLYMPUS AIR」ならば間違いなく持っていけるでしょう。この手軽さは替えがたいものがあると思います。

iPhoneじゃ物足りないというシーンは確かにあって、そういう時に常時携帯できる「OLYMPUS AIR」が力を発揮してくれそうです。

また、いわゆる液晶画面を見ないで撮影するノールック撮影も「OLYMPUS AIR」ならではだと思いますので、通常では難しいような画角で撮影もチャレンジしたいと思います。写真が溜まってきたら、改めてレポートしようと思います!

気になる方は「OLYMPUS AIR」からチェックしてみてくださいね!

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