「Naverブログ」がSNS「CURURU」に移行した理由とは?

“成功した”Blog「Naver」が、SNSに移行したワケという記事より。

ユーザー数は国内Blogでも上位。アクティブ率も高いといい、「サービスとしては成功した」とCURURU事業部長の田代克行さんは話す。しかしBlogからの収入はほぼゼロ。利用は無料で広告もなく、収入源はハンゲームと共有している数十円〜数百円のアバターアイテムだけだった。

40万人もの会員を集めた「Naverブログ」を終了し、SNS「CURURU」としてリニューアルオープンしたその理由は、ブログからの収入がほとんど得られなかったから、というのが最大の理由のようです。

Naverブログユーザは引っ越し作業でブログコンテンツごとに「CURURU」に引っ越せるそうで、「CURURU」は最初が規模の大きいSNSになる可能性があります。

検索サービスとしても難しく、さらにブログでも課金が難しく、検討の結果「これまでになかった、新しいコミュニケーションサービス」を展開することになり、「CURURU」が誕生したそうです。

CURURUの最大の特徴は、日記や掲示板などコンテンツを外部に公開可能な点。記事ごとに「完全公開」「友人のみの公開」「完全非公開」といった公開レベルを設定できる。

「Naverブログ」の利用者が多くてもあまり目にすることが無かったのは、もともとオンラインゲームとIDが共通で、そちらの利用者との親和性が高いブログだったことによるようです。そのため、公開制限ができ、なおかつSNS的な利用ができると、仲間内との情報共有には便利そうです。

海外でも若い世代向けのブログは公開制限ができるようなので、そういった機能が今後は求められる可能性は非常にあります。

今後はコミュニティを中心に、EC等で収益をあげて行く予定だそう。

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基本的にユーザーは無料ですが、アバターを着飾らせたいという要望に対しては、課金していく方法です。広告に関しては、ユーザーのスペースはあくまでパーソナルな存在であるため、広告は積極的には表示したくないと考えています。