「Microsoft Store」が、電子書籍の販売を終了することが明らかになりました。既に書籍カテゴリーは削除されているということです。「Microsoft Store」、電子書籍の販売を終了–7月に返金へという記事になっていました。
購入済みの電子書籍は「Microsoft Edge」で7月上旬までは読むことができる。電子書籍を予約注文している場合、その注文は取り消される。
「Microsoft Store」電子書籍の販売を終了
電子書籍ストアが終了する時は、これまでだと他社サービスに移行することが多かったように思いますが「Microsoft Store」は全額返金という対応を取るとしています。
最も後腐れないというか、他社サービスへの移行の手間などを考慮すると返金してしまうのがMicrosoftとしてはコストがかからない‥‥というか、それだけ売れていなかったのかもしれませんね。ユーザーは再び購入する手間がありますが。
7月上旬に、購入金額の全額が自動的に返金されるとMicrosoftは述べた。7月の返金完了時に、購入済みの電子書籍はMicrosoft Edgeから削除される。
サービスが終了すると読めなくなるというのは、5年以上前から言われていた電子書籍のリスクの一つでもあります。
電子書籍購入はライセンスの購入
2012年に【Kindle】購入した電子書籍はユーザのものではない → あくまでもライセンスという記事を書いていました。
手元にダウンロードしているので書籍を購入した気分になりますが、あくまでも購入しているのは「読むためのライセンス」であるというのが重要な点です。
これは音楽の定額配信、サブスクリプションサービスも同様で、やはり2015年に定額制音楽配信サービスで購入しているのは”音楽を聴く権利”という記事を書いていました。
最近だと、ピエール瀧がコカインで逮捕され配信が停止、ダウンロードしている楽曲も聴けなくなったということが話題になりましたが、まさにサブスクが「聴くためのライセンス」であることを再確認する出来事でした。
本当に手元に残しておきたいものは物理的に、フィジカルに、書籍なりCDなりで購入しておく必要があるというのは心の何処かに土留めておくと良いでしょう。
ただ、それでも書籍やCDも劣化するので、本当に本当に必要なら、それすらもバックアップが必要になるのですが。最近はCDが劣化して再生できなくなったということも話題になりました。