中国発の自転車シェアリングサービス「モバイク(Mobike)」が、福岡県福岡市に日本法人となるモバイク・ジャパン株式会社を設立したものの、最初は札幌からローンチすることが発表されました。北京発のシェアリング自転車「Mobike」――日本での初ローンチ都市は札幌という記事になっていました。
モバイクは2015年1月に北京で創業し、2016年4月から上海で自転車シェアリングサービスMobikeを開始した。現在、モバイクの導入都市は150を超え、日本は中国、シンガポール、イギリス、イタリアに続く5ヶ国目のサービス展開となる。
オジ旅で上海を旅した際に「モバイク(Mobike)」の凄さを自分の目で体験してきました。
・アプリで解錠できる
・どこに乗り捨てても良い
・どこにでも駐車してある
・GPSで位置を把握し壊れたら回収
・料金が安い
などなど、これなら自分の自転車は必要なくなるな、と理解することができました。このときから日本でのローンチも発表されていたのですが、日本だとどこに駐車するのだろうというのが最大の疑問でした。さすがに上海のように適当に乗り捨てはできないだろう、と。
答えはこれです。
札幌でのサービス展開のためモバイクは、ドラッグストア事業を行う「サッポロドラッグストアー」、コンビニエンスストアチェーンのセイコーマートを運営する「セコマ」、白い恋人などを製造する菓子メーカー「石屋製菓」、ビル・不動産管理の「藤井ビル」といった地域の民間企業と協力し、モバイクの駐輪スペースを設置するという。
ドラッグストアやセイコーマートといったコンビニが「モバイク」のための駐輪スペースとなるということです。「モバイクは日本各地の自治体や民間企業と話し合いを進めていて、最初に準備が整ったのが札幌」ということですが、比較的、北海道は土地も広くて駐輪スペースを取りやすかったというのもあるのでしょうね。
都心でサービス展開するならば、間違いなくコンビニ各社との連携が必須だと思いますが、それが可能になったら日本でも自転車シェアリングは花開く気がします。
上海レポートは以下をご覧ください。
▼【上海レポート】でスマホ決済の現状を見てきたら他にも最先端がたくさんあった(モバイク・無人コンビニ)
追記:スマホアプリで乗り捨てられるレンタサイクル「Mobike」が日本上陸! セイコーマートなどと連携によると、料金は「しばらく無料(終了時期未定)。無料期間終了後もキャンペーン価格第2弾として、通常よりも安い30分50円で提供されます(通常料金は未発表)」とのことです。