女流棋士・竹俣紅、棋士引退を発表

女流棋士・竹俣紅、棋士引退を発表

女流棋士として活躍している竹俣紅が、2019年3月31日をもって公益社団法人日本将棋連盟を退会し、女流棋士を引退することを公式ブログで発表しました(本人は“卒業”と表現しています)

ブログでは「皆様へ」として、その思いが綴られています。

私は、今年度末(2019年3月31日)をもちまして、公益社団法人日本将棋連盟を退会し、女流棋士を卒業することにいたしました。

そもそもプロを目指したのは、小学1年生になる少し前に近所の書店でたまたま子ども向けの将棋の本に出会ったことがきっかけだったそうです。

将棋界にプロがあることを知り「なんとなくプロを目指すようになり、中学2年生でプロに」なったのだそう。

しかし、まだそのときは自分のなかに「好きなことを職業にするのが良い」という価値観しかなく、自分にその考え方が向いているかどうかや、大人になったときのことについて、あまり深く考えられていませんでした。

小学生のときからプロのサッカー選手など、何かのプロを目指す子はいますが、暮らしていく中で目標が大きく変わっていく子がほとんどなのではないでしょうか。

そういう意味では、竹俣紅が「大学に入って、世の中にあるさまざまな価値観に触れたことで、そうではない生き方をしてみたいと思うよう」になったのも、ごくごく自然なことではないかと思います。

将来は別の職業に就きたいものの「学生である今は、学業を中心に、いろいろなお仕事を経験させていただくことで、新しい職を見つけられたらと思っております」としています。

現在はタレントとしても活動しているそうで、もしかしたらそのままタレントとして活動するかもしれませんし、アナウンサーになったり、大学院に進んで研究職になったり、様々な可能性は扉を開けて待っていることでしょう。

女流棋士として活動されてきましたが、まだ20歳なんですよね。新しい道を歩むと決めた決断も、相当のものがあったのではと思います。

2015年に女子高生女流棋士・竹俣紅さんがアイドル並みに可愛いですという記事を書いたことがありました。苦手なものはミッキーマウス。意外です。

どんな進路を歩むのでしょうね。