NASA、火星探査機のソフトウエア更新へという記事がありました。すごい、火星にいる「キュリオシティー」の、ソフトウェアアップデートなんてことが行なわれるのですね!
もし読者の皆さんにとって、ソフトウエア更新自体がそれほど興味をそそるように聞こえないなら、ご自分のパソコンであれ、どこかのリモートサーバーであれ、皆さんがこれまでにやった経験のあるソフトの更新を思い起こし、次のことを考慮していただきたい。
パソコンを使っている人であれば、時々、ソフトウェアアップデートの作業を行なっていると思います。
普段使いのパソコンだと何気なく実行しますが、さすがに5億6,000万キロメートルも離れたところで行なわれると思うと、万が一のことが頭に浮かびます。
つまり、動かなくなったらどうするのか、と。ソフトウェアアップデートの失敗ですね。
何か不都合が起これば、総工費25億ドル(約2000億円)もかかったキュリオシティーというスポーツ用多目的車(SUV)サイズの動く科学実験室が、ただの高価で手が届かない物と化し、とんでもない宝の持ち腐れになってしまう恐れがあるのだ。
地球にも全く同じシステムがあり、そこで実験をしてから「キュリオシティー」に指示を出す、というようなことが行なわれているのでしょうかねぇ。
なお、古いソフトウェアは着陸用で、新しいソフトウェアは火星を動き回れるように設計されているそうです。どちらも搭載しておけば、と思うのですが、そういうのも難しいのでしょうか。
新ソフトは、キュリオシティーが火星に向かって宇宙を飛行していたときに送信された。新ソフトはそれ以降休眠状態で、アップグレードの命令を待っている。
メインシステムのアップグレードに2日間、バックアップのアップグレードの2日間かかるそうです。無事の完了を祈りたいですね。
なお、火星探査機「キュリオシティー」は、初代iMac G3と同じCPUを搭載しているのだそうです。