JTが「マイルドセブン」ブランドを「メビウス(MEVIUS)」に刷新することを発表しています。日本では2013年2月上旬より、ブランド名が切り替わっていくそうです。
「マイルドセブン」は1977年に日本で発売されたので、かなりブランドとしても浸透していると思うのですが、グローバル展開する上でのブランド戦略の一環として、名称変更することになったようです。
つまり、世界市場では「マイルドセブン」よりも「メビウス」の方が受けが良い、という判断なのでしょうかね。
「メビウス(MEVIUS)」は「マイルドセブン(MILD SEVEN)」のMとSを受け継ぎながら、Evolution(進化)を意味するEとVを加え、IとU(You)の繋がりを表現しているそうです。
日本では名称はそのままに、2012年11月上旬から新デザインへ移行していくということですが、既存のユーザはどんな反応を示すのでしょうね。味が変わらなければ問題ないでしょうか。
さらばマイルドセブン…JT異例の名称変更「メビウス」にによれば、
昨年度のマイルドセブンの国内シェアは29・5%で1位。しかし、10年10月の大幅値上げ以降、販売数量は年々落ち込んでおり、名称変更という大胆な試みによる話題性などで、海外に新たな市場を掘り起こす狙いだ。
ということなのだそうです。
なお、JTがブランド名を変更するのは初めてです。
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▼JT、「マイルドセブン」を「メビウス」に名称変更 | Reuters
同社の世界でのたばこ販売の約14%、日本では約半分を占める主力ブランドの刷新にあたっては、2年前からプロジェクトを組み、一切の制約を取り払って、検討を進めてきた。小泉社長も「相応の決断が必要だったのは事実」としながらも「2年間の調査の中で、メビウスのほうが高評価を得た。こちらで世界戦略を考えたほうがよいと決断した」と話す。