透明のマントももうすぐ?物体が見えなくなる物質「メタフレックス」という記事より。
英スコットランドの物理学者チームが、光を曲げて、ハリー・ポッター(Harry Potter)に出てくる「透明マント」のように物体を見えなくすることができる可能性に一歩近づく「メタフレックス」と呼ばれる物質を作製したと、英専門誌『New Journal of Physics』に発表した。
かぶると透明になる「透明マント」が現実のものになるかもしれませんよ。
スコットランドの物理学者チームが「入射した光を表面で屈折させることができる」という「メタフレックス」という物質を発表しました。
「メタフレックス」はナノレベル構造を持つのですが、水が岩の表面に沿って流れるように、周囲に沿って光を屈折させるのだそうです。
人間の目が認識できる可視光線の波長は400ナノメートル(青や紫の光)~700ナノメートル(深紅の光の波長)だが、現段階のメタフレックスは620ナノメートル前後の波長の光を屈折させる。
つまり、まだ全てを屈折させることができない訳ですが、いずれは本物の「透明マント」ができてしまうのかも?
「透明マント」といえば、ネタフルでは次のような記事を書いていました。
研究チームによると、銅を含む特殊な人工素材で金属の円筒を覆い、電磁波の一種のマイクロ波を照射、反射させずに裏側に回り込ませることができたとしている。
実はこちらは2006年10月のことです。世界中で「透明マント」が研究されているのですね。