「とめはねっ!」モデルの高校が書道展で不正出品

「とめはねっ!」モデル校 書道展に不正出品という記事より。

同校によると、石に彫った印章の印影を競う「篆刻(てんこく)」で、同じ印影を複数の作品で使ったほか、実際には出品していない生徒の名前が使われるといった不正が多数見つかったという。表彰式は今月末に予定されており、主催者側は同校が今年出品した4部門、2487作品すべてを失格とした。

人気マンガ「とめはねっ!鈴里高校書道部」のモデルとして知られる大分市の私立大分高校で、書道展の出品数を水増しする不正があったことが明らかになりました。

書道部顧問の男性教諭が同校の聞き取りに対し「勝ちたい一心でやった」と、不正を行ったことを認めたということです。

実際に出品されていたのは書道部員や一般生徒の計273人にも関わらず‥‥

各部門への出品は1人1作品に制限されているにもかかわらず、今年の書道展には、漢字の部に940点、かなの部に683点、調和体の部に617点、篆刻の部に247点を出品。

と、ものすごい数が出品されていました。別の生徒の名前や架空の名前を書いていたそうですが、これだけの数でバレないと思ったのでしょうか。

書芸院によると、書道展に設けられた団体賞は、優秀作品に付けられる(10点、5点、3点)点数に、100作品につき10点を加算した合計点で決まる。

ということなので、仕組み的に数を多く出品したくなってしまうのですね。「出展数の多さからいっても、大分高校の団体賞はほぼ間違いなかった」と。

10回目という節目の優勝を狙い、こうした不正になったと見られています。

昨年についても卒業生や関係ない生徒の名前があることが判明し、団体賞の盾を自主返納、主催者側はこれを受理したそうです。

それにしても、頑張っていた生徒たちは‥‥。

書道部顧問の男性教諭は、停職3ヶ月の処分の方針ということです。

書道人気に、モデルになっている高校が水を差す形になってしまいました。

とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)

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