元コギャルの山形新幹線カリスマ販売員が編み出した「バック販売」

元コギャルのカリスマ販売員…1日の売上額50万円という記事より。

子供のころのあこがれは、旅客機の客室乗務員だった。高校時代は「コギャルやってて全然勉強しなかった」。卒業後、ハローワークに通いながら「私は何になりたいのだろう」と悩む毎日を過ごした。

山形新幹線つばさで1日50万円の最高売上額を記録し、史上最年少の26歳で約1,300人の販売員を指導するチーフインストラクターに就任した茂木久美子さんの記事です。

渋谷に買い物に出かける時に乗った山形新幹線で車内販売員と出会い、旅客機ではないものの「やりたいのはこれだ」として18歳でデビュー、そして大活躍へと繋がっていきます。

そんなエピソードの中で紹介されているのが「バック販売」です。

ワゴンを押していて乗客の足にぶつけ、怒鳴られたのを機に、後ろ向きに引いて歩くように。

言われてみると今では普通に見かけるような光景の気がしますが、考案したのは茂木久美子さんだったのですね。

後ろを向いていることで、乗客と目が合い、呼び止められる回数も増えるのだとか。確かに声をかける方からしても、こちらを向いてくれていた方が声はかけやすいです。

釣り銭を予測することで販売時間のスピードアップに成功、車両内を往復する回数を倍増させた。山形弁を積極的に使い、乗客との距離を縮める配慮も怠らない。

ただ単に販売しているだけでなく、その中でいくつもの技を考案しているのですね。言われてみれば納得ですが、考え実践できるからこそのチーフインストラクターなのですね。