院内暴力レベル5段階…モンスター・ペイシェントとはという記事より。
「モンスター・ペイシェント」というのは、病院にイチャモンをつける行動がエスカレートして、それが中には常軌を逸したレベルになってしまうもの。これも怖いぞ。
「モンスターペアレント」は普通に聞かれるようになったし、少し前には「モンスターハズバンド」なんていう呼び方もあったのですが、今度は「モンスターペイシェント」が登場です。
病院へのクレームがエスカレートして「モンスターペイシェント」と化してしまうのだとか。身体的な暴力を受けた病院関係者も少なくないということです。
この記事では5段階のレベルが紹介されています。
「レベルI」…病院関係者に「ばかやろう」「ふざけんじゃない」など暴言やハラスメントを行う。
このくらいだと、一昔前だと「クレーマー」という感じになるのでしょうか。
「レベルIII」…叩く・殴る・蹴るなど「精神的傷害を含む1週間以内の治療を要する」傷害。病院側の対応マニュアルとしては「『助けて』と応援を呼ぶ」と「可能な限り警察に通報する」。
このくらいになってくると、患者を通り越して犯罪者の領域に入ってきそうです。
でも、実際に暴行を受けている病院関係者もいるということですから、深刻な問題なのでしょう。
そもそも、なんで「モンスターペイシェント」になってしまうんでしょうね? と思ってググったら、なんと124,000件も出てきた。
医療知識が乏しい一般人は、「病院に行けばすぐに治る」「薬を飲めば(つければ)すぐに治る」という希望ないし過度の期待を抱きがちである。自分のイメージした治癒にならない場合に、病院や医療従事者に対して強い不満をぶつけたり、理不尽な要求を繰り返す患者が増え始め、社会問題化している。
と説明されています。しかし患者だけに原因があるのではなく「十分満足のいく医療が提供されておらず」ストレスが溜まっていく場合もある、と。
「モンスターペイシェントの行動例」も紹介されているのですが‥‥
治療がうまくいかないことに腹を立て、病室に入った女性看護師に理由も告げずに1人ずつほおを平手打ちする(→暴行罪)。
踵骨骨折で医師は3日後の手術を予定したが「新聞社で医療を担当していると伝え」受診当日に緊急手術を強要
医師を「もしものことがあれば、お前を殺す」と脅し、ポケットに入れた刃物をちらつかせる(→脅迫罪、銃刀法違反)。
これは確かにモンスターですね‥‥。
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