アメリカの有名ドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」が、ブランド名から「ドーナツ」を削除して「ダンキン」とすることを発表しました。飲料主体とする戦略の一環ということですが、アメリカではドーナツの印象は強くないのでしょうか。
アメリカでは次のように発表されています。
▼Welcome to Dunkin’: Dunkin’ Donuts Reveals New Brand Identity | Dunkin' Donuts
▼A Letter from Dunkin’ CMO Tony Weisman: We’re Changing Our Name to Dunkin’ | Dunkin' Donuts
新しいロゴは次のように展開されます。
「DNKN’」のような略称もあります。確かに「ダンキンドーナツ」よりも「ダンキン」の方がシンプルで呼びやすいかもしれません。
ダンキンドーナツ改め「ダンキン」に、飲料に重点移すという記事になっています。
米ファストフード大手のダンキンドーナツは25日、広告や容器、新店舗や改装店舗の看板、およびソーシャルメディアのアカウントに表記する名称について、来年1月から「ドーナツ」の文字を消して「ダンキン」のみとする計画を発表した。
実は、コーヒーがアメリカでの売り上げの60%を占めているそうです。最近の売上を牽引しているのは朝食や飲料なのだそう。もはやドーナツは主力商品ではなかったのですね。
ダンキンは「従来のピンクとオレンジ色や字形はそのままに、新ブランド名によって美味しいコーヒーが素早く提供されるということを伝えたい」としています。
日本では吉野家が「ダンキンドーナツ」を展開していましたが、1998年に販売不振で撤退しています。コーヒーがメインの「ダンキン」となると、もしかして再進出もあったりするのでしょうか?
「ダンキン」の由来
店名の「ダンキン(Dunkin’)」の由来は「ドーナツをミルクやコーヒーに浸して(Dunkin’)食べる欧米の習慣」にちなんでいるそうです。
dunk a doughnut in [into] coffee ドーナツをコーヒーに浸す
バスケットボールのダンクシュートの「ダンク(Dunk)」ですね。