「エリーゼのために」の”エリーゼ”は誰?

ベートーベン名曲「エリーゼ」は知人妹かという記事より。

楽聖ベートーベン(1770~1827年)の名曲「エリーゼのために」のエリーゼはベートーベンの知人の妹で、当時10代だった女性の可能性が高いとドイツの研究者が発表した。

「エリーゼのために」といえば、

チャラチャラチャラチャララ〜ン♪

で、お馴染みの、聞けば誰でも知っている名曲ですが、そのタイトルにもなっている「エリーゼ」が誰なのか、長い間の謎であったそうです。

しかしこの度、ドイツの研究者が「エリーゼ」はベートーベンの知人の妹であると、ウィーンの教会に保管されていた記録などから判断したと発表しました。

ベートーベン研究者のコーピッツ氏によると、女性はドイツ出身のソプラノ歌手エリザベート・レッケル(1793~1883年)で、テノール歌手だった兄を追ってウィーンに来た。

ベートーベーンの作ったオペラにこの兄が出演しており、エリザベートとも仲が良かったようです。

「エリーゼのために」は1810年に作曲され、ベートーベンは自筆譜に「エリーゼのために、4月27日、思い出に」と記入。

1814年に書かれたエリザベートの第1子の洗礼記録を分析したところ、母親の名前が「エリーゼ」と記されていたことが判明したそうです。つまり、普段は「エリーゼ」と呼ばれていた、と。

ベートーベンのに「エリーゼのために、4月27日、思い出に」とつじつまが合うということです。

ベートーベンとエリザベートの交流は長く続いたそうですが、エリザベートは1813年に、ベートーベンの友人の作曲家と結婚しました。

チャラチャラチャラチャララ~ン♪

エリーゼのために

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同時期、ベートーベンがほかにエリーゼやエリザベートという名前の女性とかかわった記録はなく、エリザベートが曲中のエリーゼだと結論付けた。

「エリーゼ」実はベートーベンの知人の妹か

エリーゼの身元は長らく謎とされてきたが、ウィーンの教会に保管されていた記録などから判断したという。オーストリアのメディアが6月30日に伝えた。