オランダの彫刻家・物理学者であるテオ・ヤンセンが制作する、風力で動作する「ストランドビースト」。そのミニチュアキットシリーズ全4種と図録3種の計7種が「ショップ学研+」で期間限定で発売されています!
「ストランドビースト」とは?
「ストランドビースト」は「海岸の動物」を意味します。YouTubeでこんな動画を見たことがある人はいないでしょうか?
最大のもので全長約13m。骸骨のようにも見えますが、うねうねとまるで生き物です。これが風力で動いているというのですから、驚きです。
デルフト工科大学で物理を学んだオランダのアーティスト、テオ・ヤンセンが創り出した構造物は「ストランドビースト(砂浜の生命体)」と名付けられ、この“風を食べて生きる人工生命体”が集う「テオ・ヤンセン展」は世界中を熱狂させてきました。
特設サイトで期間限定発売
現在までに「ふろく」化されたビーストは3点。発売後即完売するため、書店等での入手は困難でしたが、国内外で開催されるテオ・ヤンセン展では、展示会Ver.(「大人の科学マガジン」が付かないキットのみ)が販売されてきました。
今年も7月から兵庫県立美術館で「テオ・ヤンセン展」が予定されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止が決定。そこで、兵庫会場で予定していたキット4点(「ふろく」化されていない1点をプラス)がインターネットで販売されることになりました。
▶テオ・ヤンセンの「ストランドビースト」ミニチュアキット期間限定発売(2020/9/30まで)| ショップ学研+【公式EC】
テオ・ヤンセンのミニビースト
「大人の科学マガジン Vol.30」のふろくとして登場し、ストランドビーストの名を日本に広めたと言っても過言ではないキットです。複雑そうに見えて、実は簡単なユニットをつなげるだけで完成するところも秀逸。世界のテオ・ヤンセンファンの注目も集める「ふろく」の傑作です。
価格:2800円(税込)
テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス
「大人の科学マガジン 別冊」のふろくとして登場した第2弾。実物のストランドビースト「リノセロス」は重さ約3トン。鉄の塊に命が宿ったかのように、愚直で圧倒的な重量感を感じさせながら歩く姿を、ミニ・リノセロスは小さな体で見事に再現してみせます。
価格:2800円(税込)
テオ・ヤンセン式 二足歩行ロボット
「大人の科学マガジン Vol.37」のふろくとして登場。科学少年が大好きな二足歩行ロボットを、ストランドビーストの機構を使って編集部が開発したもの。テオ・ヤンセンは二足歩行のビーストを作っていないため、これはテオも認めた唯一のオリジナルという点でも貴重なキットです。
価格:2200円(税込)
テオ・ヤンセンのウミナミ
2017年、三重県で開催された「テオ・ヤンセン展」に初登場したストランドビーストは公募で「ウミナミ」という名前が付けられ、「大人の科学マガジン」もミニチュア版を制作しました。ふろくにはなっていませんが、展示会において販売してきました。今回の特別販売では「ミニビースト」と合体し、独自の歩行を可能にする最新版が登場します。
価格:2200円(税込)
図録3冊も販売
1冊は、2018年にシンガポールで開催された「テオ・ヤンセン展」に向けて「大人の科学」編集部が制作した「英語版」です。オランダ在住のデザイナー自らが、ストランドビーストを制作する海岸に赴き撮影した写真をふんだんに使用した、美しいビジュアルが特徴的な一冊です。
「公式ガイドブック」は、2017年以降の展示会で販売してきたもので、ストランドビーストのことがよくわかるDVDが付属しています。氏の作品が「大人の科学マガジン」のキットになる過程を追ったドキュメンタリー映画『おとなのかがく』も全編収録。
もう1冊は、2019年札幌で開催された展示会以降で販売されている図録。テオ・ヤンセンの全作品を体系的に紹介した図録としては国内初。ボリュームも満点です。
テオ・ヤンセン展図録
価格:3000円(税込)
テオ・ヤンセン公式ガイドブック英語版
価格:3000円(税込)
テオ・ヤンセン公式ガイドブック
価格:2800円(税込)