「macOS Sonoma 14.4」へのアップデートは待つべき 〜USBハブやJavaの起動に不具合が報告

2024年3月7日にリリースされた「macOS Sonoma 14.4」ですが、まだアップデートしていない人は、少し待ったほうがよいかもしれません。重大な問題が報告されていると、MacRumorsがmacOS Sonoma 14.4: Reasons Not to Updateという記事でまとめています。

Since Apple unveiled macOS Sonoma 14.4 on March 7, the transition to the latest software update has not been entirely smooth for everyone, and a number of issues have been reported by users that significantly impact their daily workflow.

「macOS Sonoma 14.4」の不具合

日々のワークフローに重大な影響を与える多くの問題がユーザーから報告されているとして、以下のようにまとめられています。

・外部モニターのUSBハブで不具合

一部の外部モニターのUSBハブで、接続したキーボードやマウスが認識されないという不具合が確認されています。「macOS Sonoma 14.4」一部の外部モニターのUSBハブで不具合かという記事で、解消方法を伝えています。

・Javaが終了する不具合

Oracleによると「macOS Sonoma 14.4」にアップデートすることで、MacでJavaが「予期せず終了(terminate unexpectedly)」する可能性があるのだそう。

Java 8からJDK 22の早期アクセスビルドまで、全てのバージョンに影響し、回避策もないということです。

Publickeyが、macOS Sonoma 14.4にアップデートするとJavaがクラッシュするとオラクルが注意喚起。Appleシリコン搭載Macでとして解説しているので参考にしてください。

・プリンターに関する不具合

「macOS Sonoma 14.4」にアップデートすることで、プリンタードライバが削除されたり、破損する可能性があるということです。具体的には、ネットワーク経由で印刷操作を行うためのコアとなるCUPSソフトウェアが削除されるようだと説明されています。

一部のユーザーは「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」で特定のプロセスにフルディスクアクセスを許可することで回避策を見つけているとのこと。

・オーディオユニットプラグインのクラッシュ

「macOS Sonoma 14.4」にアップデートしたApple Silicon Macで、接続しているiLok License Managerを含むPACE製品との互換性の問題が報告されているとのこと。

「macOS Sonoma 14.4」待ったほうが良さそう

「macOS Sonoma 14.4」では様々な不具合が報告されているため、まだアップデートしていないようであれば、次のバージョンまで待ったほうが良いと思われます。