ニュースステーション、「年収300万円時代を生き抜く経済学」でお馴染みの経済アナリスト森永卓郎氏の「2004年のトレンドは田舎暮らし?」という記事です。
ブームの発端を作ったのは、農山漁村文化協会が出した『定年帰農』というムック本だった。この本はムック本の常識を覆して、2度も増刷となり8万部が売れた。そして、宝島社が出している『田舎暮らしの本』という月刊誌は、30万部も売れている。
2004年は田舎暮らしがブームになるのではないか、という推測です。雑誌のことはよく分かりませんが、確かにテレビではリゾート暮らしや田舎暮らしの番組を目にする機会が増えてきたような気がします。
「高級輸入スポーツカーやクルーザーが飛ぶように売れ、5億円以上のマンションは即刻完売、高級レストランは予約が取れない」など東京がプチバブルになっている一方で、「田舎は商店街がゴーストタウン化するほど、さびれる一方だ」としながらも、「ところが、住む人の表情をみると、田舎の人たちの方が圧倒的に明るいのである」としています。
当然、都会でも田舎でも暗い人はたくさんいると思うのですが、どうせくらいなら人間らしい暮らしを、という原点回帰のような状況になっているのかもしれません。自然がないからこそ、自然に憧れるという、至極最もな話なのかもしれません。
田舎の所得が低いといったって、テレビも冷蔵庫も洗濯機も車もある。昭和30年代の貧乏とはかけ離れた豊かな暮らしがそこにはあるのだ。
とは言っても、人間関係などクリアしなければならない課題はどこにでもある訳で。
それにしても東京がプチバブルになっているというのは、生活の格差がいよいよ二極化してきているということの現れなんでしょうか。
日本で最も賃金が低く、最も失業率の高い沖縄に、毎年2万5000人近い人たちが、住民票を移している。
これはちょっと驚きました。みんな、沖縄でどんな仕事をしているんでしょうか? そういえば夏の間に数ヶ月間、さとうきび畑で働けば、1年暮らせるというようなテレビ番組を見たことがあります。観光で行く人も多い訳ですから、そういう産業に就かれる方も多いんでしょうか。