古い浦和レッズサポーターには“ミヤ”の相性で馴染みのある宮沢克行を、ライター小齋秀樹氏が10年以上に渡り追いかけて執筆したノンフィクション「代表以外: あるJリーガーの14年(上)」がKindleで発売されています。180円です。
日本代表になることができなければ、その選手のキャリアは『失敗』なのか――。
一度はJ1・浦和レッズをクビになった男が、やがてJ2・モンテディオ山形のキャプテンとなり、J1のピッチへと舞い戻る――。
サッカー日本代表という華やかな舞台。そこに上ることができるサッカー選手はごく僅かです。多くのサッカー選手は、クラブで選手生命を終え、もしかすると来年の契約にすら戦々恐々としているかもしれません。
浦和レッズをクビになった宮沢克行が、モンテディオ山形に移籍し、キャプテンとなり、そしてJ1の舞台に戻り引退するまでを綴った電子書籍となっています。
ぼくが本格的に浦和レッズを見始めた頃に入団してきた宮沢克行は、非常に印象深い選手でした。ドリブルする姿勢が好きで、才能も感じましたし、何年も浦和レッズで活躍してくれると信じていました。しかし、そうはならなかった。
アルビレックス新潟、モンテディオ山形と活躍の場を移し引退、現在は浦和レッズのハートフルサッカーのコーチに就任しています。息子と一緒にハートフルサッカーに参加し、宮沢とも話したことがありますが、憧れだった選手が今はとても身近な存在になっています。浦和に戻ってきてくれて、サポーターとしては感謝です。
代表にはなれなかった。しかし、多くのサッカー選手はそうであろうと思います。たくさんいるサッカー選手の、一つの物語に過ぎないかもしれませんが、しかし多くの選手が同じような道を歩むかもしれません。そんな宮沢のバックストーリーです。
代表以外: あるJリーガーの14年(上)[Kindle版] | ||||
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