Amazonが「Kindle MatchBook」というサービスをアナウンスしていました。これは、紙の書籍購入者に無料または安価で電子版を販売するプログラムだそうです。紙で書籍を購入して自炊‥‥が必要なくなりますかね?
AmazonがKindle MatchBookという新たなサービスについてのアナウンスを行った。Amazonで紙の書籍を購入した利用者に対し、その本のデジタル版を無料ないし2ドル99セントの価格で提供するというものだ。価格は書籍によって決まることになる。
日本でもサービスが行われるのか分かりませんが、もし無料ダウンロードできるようになったら、こりゃあ素敵なサービスですよねぇ。100円とか200円の安価であれば、それはそれでもいいです。
プロブロガー本のようにインプレスで出版した本は、PDF版が無料でダウンロードできるようになっているのですが、それはやっぱり好評なんですよね。紙の書籍を入手すればKindleでも、となれば、それは嬉しいことです。
プログラムに参加するか否かは出版社側の判断であり、Kindle版のダウンロード時の価格の選択(無料、99セント、1ドル99セント、2ドル99セント)も出版社側で行う。
出版社からすれば、紙の書籍だけでなく、ついでにKindle版も売れる、という風に考えられるでしょうか。「18年も前に書籍を購入した利用者に対し、紙版に加えて電子版の購入を促すことができるようになる」と記事。
AmazonのKindle MatchBookは書店には悪夢を、出版社には福音をもたらすか? : 見て歩く者 by 鷹野凌という記事がありました。
ところが今後は、Amazonで買えば電子版も無料もしくは安価に手に入れられるという、強力な付加価値が付くことになります。「どこで買っても同じ」ではなくなり、積極的にAmazonで買う動機付けができます。
個人的には自炊の必要がなくなるとすれば、これはかなり大きなメリットになるのでは、と思いました。
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従来、電子版は紙版とほぼ対等な扱いで、紙とは個別に購入するものだったが、MatchBookサービスにより、紙版のオプション的な扱いとして、格安で電子版を読むことができ、紙版を自宅に蔵書しておきたいが、外出先ではKindleなどで手軽に読みたいというニーズに応えられる。