電波の受信状態について「iPhone 4に関するAppleからのお知らせ」

電波の受信状態について「iPhone 4に関するAppleからのお知らせ」が公開されています。

iPhone 4の販売開始にあたっては、Apple製品の中で最も成功したものとなりました。世界中のレビューアから、これまでのどのスマートフォンよりも優れているとの評価をいただいているほか、ユーザからも好評を頂いています。
電波の受信に問題があるとの報告を聞き、我々はただちに問題の調査に乗り出しました。ここに、これまでに判明したことをお知らせいたします。

「ほとんどの携帯電話は、特定の持ち方をすることで受信状態が悪く」なるとしつつ「iPhone 4」でも「本体のメタルバンドの左下角にある黒い切れ目を覆うように持つと、バーの数が4本か5本も少なくなると報告されています」としています。

これは通常より遥かに大きな低下であり「iPhone 4」のアンテナ設計の問題であると指摘する声が出てきたので、このことについて調査すると「電波の強さを示すバーの数を何本表示するかを計算するために我々が使っている数式が間違っていたことが判明」したそうです。

現在使用している数式は多くの場合、特定の電波の強さに対して、バーの数を誤って2本多く表示してしまいます。例えば、本来2本表示すべきところ、4本表示してしまうということがあります。iPhoneを特定の方法で握った時にバーの数が数本減る場合、ほぼ間違いなくユーザは非常に電波が弱い地域にいるはずです。しかし、誤って4本から5本のバーを表示するため、ユーザはそのことに気がつきません。

「iPhone 4」を特定の方法で握った場合にバーが数本減ってしまうのは、そもそも電波状態がよくない場所にいるからだ、ということのようです。

そのため、Appleでは修正した数式を組み込んだソフトウェアアップデートを数週間以内に提供するということです。

結論としては、特定の握り方をすればアンテナのバーは減るけれどそれはどんな携帯電話でも同じで「iPhone 4」は数式が間違っていたために大幅に減ってしまったけど、そもそも電波状態の弱い地域だった、ということなのですね。

ソフトウェアアップデートにより、電波の強さを示すバーは、どのように変化するのでしょうか。

なおAppleでは、

万一お買い求めいただいたiPhoneがお気に召さない場合は、ご購入された日から30日以内に損傷していないiPhoneをApple直営店かApple Online Storeまでお返しいただきましたら、代金を全額返金させていただきます。

と、返金に応じることも発表しています。

個人的には購入後にすぐシリコンケースを取り付けたので、電波問題には幸いなことに遭遇していません。

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