iPhoneから仮想環境を実行する「iPhone Sentinel」と「MokaFive Player」

仮想環境をUSBメモリなどに入れて持ち運び&起動する「MokaFive Player」を「iPhone」にインストールできるようにする「iPhone Sentinel」がリリースされています。

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IPhone: Carry Your PC on Your iPhone or iPod Touchというエントリーで知りました。

何やらややこしい話ではあるのですが、まずはDesktop-as-a-Serviceの「MokaFive」がプレビュー版公開 - @ITから読んでみるといいかも。

仮想デスクトップをイメージ化してUSBドライブなどでユーザーに配布できるのが特徴。組織内で使われる数十から数千のデスクトップを一元管理できる一方、OSやアプリケーションの実行自体はクライアントPCで行うという方式を採用している。

仮想環境にOSをインストールし、さらにアプリケーションや壁紙の設定をしてパッケージ化して「LivePC」として配布します。

その「LivePC」を実行するのが「MokaFive Player」という訳です。そして「MokaFive Player」を「iPhone」にインストールするために領域を設定するのが「iPhone Sentinel」のようです。

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エントリーをざっくり眺めてみると、次のように説明されています。

1. 「MokaFive Player」は「LivePC」という名のバーチャルマシンを実行可能

2. 「MokaFive Player」はWindows/MacもしくはUSBデバイスから実行可能

3. 「iPhone Sentinel」をセットアップすると「iPhone」がUSBドライブとして機能

4. 「iPhone Sentinel」を使い「iPhone」から「MokaFive Player」で「LivePC」を実行可能

もともとWindowsやMac(要VMware Fusion)では「MokaFive Player」で「LivePC」が使えたのですが、その環境を「iPhone」で持ち運ぼう、ということなのですね。

具体的な使い方としては「iPhone」に領域を確保することろがポイントになるでしょう。

1. 「iPhone Sentinel」を起動して「iPhone」を接続し設定
2. ポータブルディスクとするための領域を確保
3. 10分ほどかけて領域をフォーマット
4. これで外付けディスクとして認識可能に
5. 「MokaFive Player」を「iPhone」にインストール

「iPhone Sentinel」で「iPhone」をフォーマットすると、デスクトップにマウントできるようになります。

主な用途はビジネス向けのソリューションですし、自分がインストールして活用するかというとそうでもないのですが「iPhone」の可能性の一つとして面白いのでご紹介してみました。

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