「iPhone SE」A9チップで中身が最新に&Apple Payも搭載した4インチモデル

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かねてからの噂通り、4インチディスプレイの「iPhone SE」が発表されました。見た目はiPhone 5で、中身がA9チップやApple Payを搭載し最新になっているという、小さいけれど力持ちなiPhoneになっています。

日本では2016年3月24日にちより予約受付を開始し、3月31日より販売開始となります。価格は16GBモデルが399ドル、64GBモデルが499ドルです。性能を落としてコストを抑える廉価版モデルではなく、中身はしっかりと最新です。

「iPhone SE」のスペック

「iPhone SE」は、iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusで使われているのと同じ64ビットのA9チップを採用しています。Live Photosや4Kビデオ機能を持つ12メガピクセルのiSightカメラ、Apple Payに対応したTouch IDといった機能を特長としています。

A9には、Appleの次世代モーションコプロセッサM9が組み込まれているため、iPhoneを持ち上げずに「Hey Siri」を起動させたり、歩数や距離の計測など様々なフィットネストラッキング機能などを、より少ない電力で常時使用することができます。

Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは次のようにコメントしています。

「iPhone SEはわくわくする新しいアイデアです。多くの人々に愛されている象徴的なデザインをベースにしながらも、それを徹底的に再発明しました。その結果は、4インチディスプレイを搭載した、世界で最も美しくパワフルなスマートフォンです。iPhone SEは、美しい4インチのRetinaディスプレイ、モーションコプロセッサを搭載した先進の64ビットA9チップ、より長いバッテリー駆動時間、True Toneフラッシュ、Live Photos、4Kビデオ機能を持つ12メガピクセルのiSightカメラ、より速いLTEおよびWi-Fi、そしてApplePayに対応したTouch IDといった機能を持っています。少し小さめのスマートフォンが欲しいと思っておられる皆さんは、きっとiPhone SEを気に入っていただけると思います」

iPhone 6シリーズのサイズは大きすぎるという声は小さくなかったのでしょうか。iPhone 5sの売上を切り捨てることなく「iPhone SE」という形ですくい取りにきました。ケースもiPhone 5sのものがそのまま使えるようなので、いきなりアクセサリーが豊富なのも「iPhone SE」を選ぶ理由の一つになるかもしれません。

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CPU性能はiPhone 6sと同じ(むしろiPhone 6より速い)。これだと小さいボディも魅力的に思えてきそうです。廉価版ではありませんからね。最新モデルを使いたい、できれば小さい方がいい、というニーズに応えることができます。

カラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色です。

「iPhone SE」の価格

個人的にもキャリアのモデルを購入するのは考えられないので、気になるのはSIMフリーモデルの価格ですが、同じ容量で比較すると次のようになります。

機種 16GB価格 64GB価格
iPhone SE 52,800円/399ドル 64,800円/499ドル
iPhone 6 74,800円/549ドル 86,800円/649ドル
iPhone 6s 86,800円/649ドル 98,800円/749ドル

「iPhone SE 64GB」が安く感じてしまいますね。ただ、自分で使うなら良いですが、子供に持たせるようだと高いと思います。やはり、子供のスマートフォンデビューには、格安スマートフォンが向いているでしょうか(最近は安かろう悪かろうではありませんし)。