AppleがWWDC25で「iPadOS 26」を発表しました。新しいデザインやパワフルで直感的なウインドウシステムを提供するメジャーアップデートとなります。噂通り「iPadOS 19」から年号を採用した「iPadOS 26」となりました。
Appleが「iPadOS 26」を発表
「iOS 26」と同様に「iPadOS 26」にも新しいデザインの「Liquid Glass」が採用されます。美しい新たなデザインは、iPadOSの親しみやすさはそのままに、より表現力豊かな体験をiPadユーザーにもたらします。
新しい直感的なウインドウシステム
大きなアップデートとして、ユーザーがアプリウインドウの操作、コントロール、整理、切り替えをするのに役立つ新機能が導入され、Macのように操作することが可能になります。
新しいウインドウシステムにより、アプリのウインドウサイズをスムーズに変更したり、ウインドウを意図した位置に配置したり、一度に多くのウインドウを開いたりすることができます。
Exposéにより、ユーザーは開いているウインドウをすべて広げてすばやく確認でき、必要なウインドウに簡単に切り替えられます。ウインドウを個別のステージにまとめたい場合にはステージマネージャと連係し、複数のアプリ間で作業するためにさらに広いスペースが必要な場合には外部ディスプレイとの連係も可能です。
さらに新しいメニューバーにより、ユーザーはディスプレイの上部から下へのシンプルなスワイプ操作、またはカーソルを上部に移動することで、アプリで利用可能なコマンドにアクセスできます。
ファイルを操作する新しい方法
「iPadOS 26」は、ファイルの管理、アクセス、編集を行うための新しい方法を導入します。機能強化されたファイルアプリとアップデートされたリスト表示により、ユーザーはサイズ変更可能なカラムや折りたためるフォルダで書類の詳細をさらに詳しく確認できます。
よりすばやくアクセスできるように、ユーザーはあらゆるフォルダをファイルアプリから直接Dockにドラッグできるようになります。さらに、ユーザーは特定のファイルやファイルの種類を開く際のデフォルトアプリを設定できます。
プレビューアプリがiPadに登場
ユーザーがApple Pencilやタッチ操作ですばやくスケッチを作成したり、PDFや画像を表示、編集したり、注釈を加えたりするための、プレビューアプリがiPadに登場します。
ユーザーはファイルアプリ内のすべてのPDFや画像にプレビューから直接アクセスしたり、空白ページを作成したり、Apple Pencilを使って描画や書き込みを加えたり、自動入力を使ってPDFのフォームにすばやく記入したりできます。
「iPadOS 26」のリリース
これらの機能はすべて、本日より developer.apple.com/jp でApple Developer Programを通じてテスト用に提供されます。パブリックベータ版は来月、beta.apple.com/ja でApple Beta Software Programを通じて提供されます。
「iPadOS 26」は2025年秋に、iPad Pro（M4）、12.9インチiPad Pro（第3世代以降）、11インチiPad Pro（第1世代以降）、iPad Air（M2以降）、iPad Air（第3世代以降）、iPad（A16）、iPad（第8世代以降）、iPad mini（A17 Pro）、iPad mini（第5世代以降）向けに、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。
Apple Intelligenceの機能を利用するには、iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini（A17 Pro）、M1以降を搭載したiPadとMacのモデルを含む、対応するデバイスが必要です。
（プレスリリース）
