iPadはパソコンの代わりになるかという記事より。
「新しいパソコンを買いたいけど、いっそiPadにしようかな?」――最近、こんな相談を、友達からよく持ちかけられるようになりました。そのたびに私は必ず、新しいパソコンをどんな目的で使うのか質問します。なぜなら、パソコンで何がしたいのかわからなければ、iPadがその代わりになるかどうかを答えられないからです。
「iPad」をパソコン代わりにというのは、そもそも最初に「iPad」をiTunesのインストールしたパソコンに繋がないといけないですから、なので「iPad」があればパソコンはいらない、というものではないのですね。
ただし、すでにメインのパソコンを持っていて、サブノートの代わりにiPadを検討しているのであれば、目的によっては、パソコンの代わりに使えるかもしれません。
ということで、いろいろと使える「iPad」ですが、具体的に「できないこと」「不十分なこと」が検証されている記事でございます。
ざっくりこんな感じです。
1. プリンターで印刷する
2. USBメモリーや外付けハードディスクにデータを書き出す
3. Flashを使ったWebサイトを見る
なーるーほーどー。
ほかにも、パソコンのように自由なカスタマイズやメンテナンスができない、パソコン用のソフトウェアが使えない、複数のアプリを同時に起動できない(ただし、11月の次期OSアップデートで対応予定)など、できないことはいろいろありますが、使っていて「パソコンに比べて不便だな」と感じるのは、主に上の3つではないかと思います。
カスタマイズやメンテナンスは、むしろパソコンに詳しくない人にはそれなりの制限があった方が便利なのかな、と思ったりする場面もありますね。App Storeからしかアプリをインストールできない、とか。
で、1.2.3.の不便な部分に戻る訳ですが「プリンターで印刷する」ということに関しては「iOS 4.2」で対応予定ですね。「AirPrint」という無線LAN経由で印刷する機能です。
「USBメモリーや外付けハードディスクにデータを書き出す」というのは、記事にもありますが、Dropboxなどのクラウドのストレージサービスを使う、という感じでしょうかね。残念ながら「iPad」からUSBメモリに書き出し、はできません。
「Flashを使ったWebサイトを見る」については、これは時間が解決するというか、徐々にHTML5に置き換わっていくのではないかと思います。ただし、既存のFlashサイトは見られないままになってしまいますが。
ぼくの場合は「iPad」は自宅のソファ用の端末になっています。ゆったり座っている時に、いろいろとブラウズするための道具です。