「iOS 11」になってから、コントロールセンターのWiFiボタンの挙動が分かりにくいという話をけっこうな頻度で目にしています。ひと言でいうと「WiFiボタンをタップしてもWiFiの機能自体は完全にオフにならない」というものです。その理屈が分かってしまうと簡単なのですが、なんとなくイライラしている人も少なくないのではないでしょうか。
いつのアップデートからか分かりませんが、WiFiボタンをタップすると「○○のWiFiとの接続を解除します」と表示されるようになりました。これを見て「ああ、なるほど!」と思っていたのですが、多くの人が誤解している、iOS 11のコントロールセンターにおけるWi-Fi設定という記事でうまく解説されていたのでご紹介します。
コントロールセンターにおけるWiFiボタンの挙動とは?
要するにこういうことなのです。
コントロールセンターでのWi-Fi・Bluetoothのオフは、ワイヤレス機能のオフではなく、現在接続しているネットワークやデバイスとの接続解除を意味するというのだ。
WiFiをオンにしていると街中で低速のWiFiに接続してしまうことがあります。そういう時にコントロールセンターのWiFiボタンをタップすると、そのWiFiとの接続が解除されます。あくまでも、そのWiFiネットワークのみです。自宅に帰れば何も触ることなく、自宅のWiFiネットワークに接続してくれます。
もしもWiFiを完全にオフにしたいならば「設定」アプリからWiFiをオフにすることです。飛行機に乗る場合であれば、フライトモードにしてしまっても良いでしょう。
気づいたらこんな時に便利だった
IIJmioを3年使っていたら、公衆WiFiサービスの「エコネクト」を無料で使えるようになりました。接続できる公衆WiFiがあると自動で接続してくれ、それはそれで便利なのですが、中には低速なものもあります。そのような時にWiFiを完全にオフにしてしまうと、自宅に戻った時にWiFiをオンにするのを忘れがちです。
こういう状況にも、コントロールセンターからWiFiをオフにする機能は便利というわけです。その場のWiFiネットワークの接続だけを切り、他の場所に移動した時には接続してくれるわけですから。
とはいえ、この挙動は人によって便利かどうかは異なる気もしますので、まずは「ワイヤレス機能のオフではなく、現在接続しているネットワークやデバイスとの接続解除を意味する」ということを、きっちりと覚えておくと良いのではないでしょうか。