「独自の商売哲学が日本での成功に」、米アマゾン・ベゾスCEOという記事より。
米アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)が10月12日、日本での玩具販売開始を機に来日した。発表会の席上、同氏は「競争相手を気にしない」、「派手な広告はしない」など、独自の商売哲学を貫いたことが日本での成功につながったと強調した。
Amazonの「おもちゃ&ホビー 」開設を機に、ジェフ・ベゾスCEOが来日し、その発表会の様子が記事になっています。Amazonはアメリカから日本に参入し、もっとも成功したネット企業の一つと言えますね。
成功の理由について、ベゾスCEOは「競争相手の動向に振り回されず、忠実に顧客第一主義を貫いてきたこと」を挙げた。同氏が創業以来のポリシーとしてきたのは「低価格」、「品ぞろえ」、「利便性」の三つ。日本でも他の国と同様、顧客にとっての普遍的な価値を追求してきたという。
ともすれば派手な印象になってしまうネット業界において、非常に地道で着実な感じがします。そういえば、楽天の三木谷社長も、セカンドプレーヤーは存在できないから常にネットの同業は見ていない、という主旨の発言してをしていたと記憶しているので、同業界の競争相手に振り回されない、というのは重要なことなのかもしれません。中には電話業界のように、料金設定で競争相手に振り回されてしまうところもありますが。
日本では再販制度が書籍の割引き販売を妨げてきたが、アマゾンは1500円以上の商品購入で送料を無料にしたり、代引き手数料を198円に値下げするといった方法で顧客にメリットを提供してきた。
Amazonの場合、1,500円以上購入で無料無料というのが、成功の一つの要因ではないかとぼくは思っていますが。本1〜2冊、CDだったら1枚で確実に送料無料というのは、手軽に買いやすいですから。あとはアフィリエイトプログラムですね。うまくアフィリエイターを取り囲めたことと、簡単にリンクできるそのシステムがもう一つの成功の要因ではないかと。
「広告に金を使うくらいなら顧客に還元すべきだ。新球団だって? ウチにはいらないよ、ハッハッハ」