ExciteやMSNの強み、とは?

ExciteやMSNにもYahoo! JAPANより強い分野がある〜Netratingsレポートより。

ネットレイティングスは8日、国内主要ポータルサイトにおけるコンテンツ区分(チャネル)ごとの利用状況をまとめた「チャネル分析レポート」の提供を開始したと発表した。ほとんどのチャネルの利用者数でYahoo! JAPANがトップを独占する一方で、一部のチャネルではExciteやMSNがYahoo! JAPANを上回っていることがわかった。

これはなかなか興味深い調査ですね。Yahoo! が各分野で圧倒的に強いのはもちろんなのですが、他のポータルもそれぞれに強みを発揮している分野があることが分かった、という調査結果です。

「検索」チャネルのユニークオーディエンスは、

・Yahoo! JAPAN 2,183万8,000人
・MSN 1,223万人
・goo 237万5,000人
・BIGLOBE 206万4,000人
・infoseek 199万3,000人
・@nifty 166万4,000人
・Excite 153万6,000人

だそうです。「検索」に関しては、やはりYahoo! の圧倒的な強さが伺えます。ポータルではなく検索専門として分類されるGoogleは、3位に相当するそう。Yahoo! に続く2番目かと思いきや、MSNの方が強いんですね。そうでしたか。SEO、SEMする際に、何はなくともYahoo! から、というのはこれでよく分かりますね。

検索のほか、「ニュース」「旅行」「ショッピング・オークション」「コンピュータ」「掲示板」など、全30チャネル中27チャネルでYahoo! JAPANの利用者数がトップだった。

「翻訳・辞書」チャネルは、Exciteが98万9,000人でトップ、Yahoo! JAPANは97万5,000人で2位です。確かにExciteは「翻訳のExcite」というイメージがあるんですよね。よく使ってました。「ました」というのは、最近はlivedoorを使うことも多くなったからです。livedoorはメールにも翻訳機能をつけて、この分野では必至に追い上げていますね。またExciteは、女性関連コンテンツの「ウーマン」チャネルでも1位を獲得、2位はinfoseekだそうです。「恋愛・結婚」チャネルではトップがMSNで、Yahoo! JAPANは2位。

ネットレイティングスでは、「Yahoo! JAPAN以外のポータルサイトでは多くの利用者を集める人気コンテンツが分散しており、単なるアクセス数による競争だけでなく、それぞれ独自性と強みを生かした棲み分けやブランディングも進みそうだ」としている。

各ポータルの特色が出ていて面白いですね。ここにlivedoorは全方向型として切り込んで行っている訳ですが、上位陣を脅かすことはできるでしょうか。