ソーシャルネット「mixi」、儲からなくても続ける理由というインタビュー記事。
当面はユーザー数拡大に専念し、十分に集まったタイミングを見計らって、広告を掲載したり、Find Job !への導入口としての利用、少額課金の付加サービスを導入するなど新しい収益モデルを取り入れる予定。基本利用料は無料をキープしたまま、年内には収支をトントンに持って行きたい考えだ。
イー・マーキュリーの笠原健治社長のインタビュー。そういえば、先日道玄坂を上っていたら左手にイー・マーキュリーがありました。
さてさて、これだけ活気に満ちあふれ会員数の多いコミュニティを運営しているので、それをどう収益に繋げていくかは本当に腕の見せ所ですね。現在の収益源はAmazonとイープラスのアフィリエイトということですが「ほんのちょっとの足しにしかならない」そうです。mixiやGreeの課題は、せっかくCD、書籍、DVDのレビューを書いても、収入は全て運営側にいってしまうということですね。この辺を書き手と運営者が折半できるようになれば、もっとレビュー機能も利用されるようになるかもしれません。「1000万円売り上げても収益は30万円程度」というのも、残念ながら個人サイトの域ですもんね。
赤字でも運営を続けるのは、これまでのネットサービスになかった、“自然にユーザーが増える仕組み”にビジネスの可能性を見出したからだ。
最近、微妙にmixiを見る頻度が上がっていたりします、実は。知り合いの日記にコメントすると、その後コメントが増えたかどうかがすぐ分かるので、ついつい覗いてしまうんですよね。とはいえ、1日に1度くらいですか。既にSNSに冷めた人間を自発的にログインさせるのだから、やはりmixi侮り難し、かもしれません。
きっとイー・マーキュリーが続けられなくなっても別の企業が買収して続けていくと思うのですが、でもそれはもったいないので、ぜひ頑張って軌道に乗せて欲しいと思います。やっぱり運営会社の影響力は大きくて、コミュニティの雰囲気も大きく違ってきてしまうと思いますから。面白い日記を書く人たちにレビュアーになって貰って、ある商品を共同購入とかすると面白いかもしれませんね。この人が勧めるならば、ってやっぱり強烈だと思いますよ。
追記:前言を翻すような話で申し訳ないですけど、mixiなりFind Job! なりを売却して、リソースを一方に集中するというのも手かもしれませんね。mixiだったら3億円くらいで欲しい企業もいるのではないでしょうか。儲かっていないビジネスが3億円で売却できたら凄い。とか言ってみたりして。思い入れの度合いとか難しいですけどね。