こんにちは、ブログ「ライフ×メモ」の @mehori です。今回はただいま人気沸騰中の Ingress の海外方面からのニュースを中心に、ネタフルに寄稿させていただくことになりました。所属は Enlightened です!
ところで先週から「青と緑の休戦協定」「共同作戦」などといった話をよく耳にするようになりました。Ingress は青と緑の陣取り合戦のようなゲームなのに休戦、共闘? どういうことでしょう?
これは簡単にいうと、サンディエゴで開催されている Helios 期間中に青・緑あわせたスコアが700メガMUまで達成できるかというチャレンジが進行中という話で、両陣営が協力していまの倍ほどのコントロールフィールドを作るべく活動中なのです。
Heliosってなに?
Helios は世界各地で行われている Ingress のイベントです。ネーミングはどうも “Hello iOS” にひっかけているのではないかと言われていて、新しいプレーヤーの参入を広くよびかけています。
Helios 自体は 7/26 のダブリン、サンディエゴ、などを皮切りに世界中で開催されます。残念ながら日本の都市は含まれていないのですが、「追加セル」といって、ダブリンの結果に大阪の一部のスコアが影響をあたえるといったチャンスもあります。
なぜ共同戦線をはるの?
さて、気になる Helios 700 MMU チャレンジですが、今回は Enlightened と Resistance が共闘する強い理由があります。
というのも、先日からポータルの減衰率が非常に速くなっていて、古参のユーザーからは「ポータルが維持できない!」と悲鳴があがっていました。今回、このチャレンジを達成できれば、この減衰率が元に戻る可能性があるというのです。
これにも Ingress のバックストーリー上での説明があって、Devra Bogdanovichという科学者が世界中のポータルに放ったウィルスが原因で、その影響をカウンターするには700MMUのフィールドを作って無効化しないといけないという説明になっています。
MU というのは、フィールドを作った際に使った3つのポータルの平均人口にフィールドの面積をかけた数字で、フィールドのスコアのようなものです。アプリの OPS → Intel で確認できます。
現時点でEnlightenedは188M、Resistanceが173Mで合計321MMUです。これを本当に倍以上にできるのでしょうか? あと4日で? これは手に汗を握ります。
いつまで休戦・共同作戦なの?
サンディエゴの Helios の期間は日本時間で7/24午前9時から7/27午前7時です。
この期間は多くの場所で Enlightened と Resistance で休戦協定が結ばれたり、互いにポータルキーを運び合って巨大な多重CFを作ったりといった活動が進行中です。
たとえばこちらは私の地元の三浦半島のいまの様子です。都会ほどエージェントの数もポータルの数が多くないのですが、きれいに境界をつくって互いに埋めています。
みなさんの周囲の様子はどうなっているのかについては、Ingress アプリの comm を確認してみるといいかもしれません。周囲のプレイヤーが休戦中の境界をアナウンスしているかもしれません。iOS 版の comm は少しバグがあってなかなか更新されませんので、ブラウザから intel マップの comm を確認するのが楽です。
休戦協定はあくまで紳士的なものですので、強制的なものではありませんが、苦労してつくった巨大なフィールドは27日朝までそっとしておいてあげると親切かもしれませんね。
また、これを機会に地元のプレーヤーと会話したり、ふだん接点のない相手チームのプレイヤーと交流するのもいいでしょう。
ところでIngressの重課金プレイヤーのなかには海外で開催される Helios イベントに乗り込む人もいるとのこと。どこまで奥が深いのこのゲーム!
プロフィール
ブログ「Lifehacking.jp」と「ライフ×メモ」を運営している堀( @mehori )といいます。本業は科学者。未来に半歩だけ踏み込んで記事をかくことを日々の楽しみにしています。