Google最高事業責任者であるニケシュ・アローラ氏が退社し、ソフトバンク幹部に就任することが明らかになりました。ソフトバンク、Googleのベテラン幹部をバイスチェアマン兼「インターネット&メディア」のCEOに任命という記事になっています。
ソフトバンクは7月18日、米Googleのニケシュ・アローラ上級副社長兼CBO(最高事業責任者)を同社のバイスチェアマンに迎えると発表した。アローラ氏はまた、米国に新設する子会社SoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOに就任する。アローラ氏は10月にソフトバンク入りする。
経営陣 – 会社情報 – Googleにも、ラリー・ペイジ、エクッリ・シュミット、サーゲイ・ブリンに続く4番目に登場する人物ですので、いかにGoogleで重要なポジションにあったかが分かるというものです。その重要人物が、ソフトバンク入りします。
プロフィールによると「Google 入社以前は T-Mobile で最高営業責任者および取締役を務め」ていたそうなので、そういう意味では「米Sprintの買収に続けて米T-Mobileの買収に動いて」いるソフトバンクとの親和性は高そうですが。
ソフトバンクからは、ニケシュ・アローラ氏のソフトバンクへの参画についてというプレスリリースが出ています。
米国のGoogleにおいて欧州事業を担当し、後半5年間は最高事業責任者を務め、合計10年近くにわたり活躍したニケシュ・アローラ氏が当社のバイスチェアマンおよび新たに米国で設立されるSoftBank Internet and Media, Inc.(以下「SIMI」)のCEOとして、本年10月にソフトバンクに参画することとなりましたので、お知らせいたします。
ニケシュ・アローラ氏は孫社長の直属となるそうです。孫社長は次のようにコメントしています。
「さらなる事業拡大に向けて進んでいく我々にとって、ニケシュを超える逸材は考えられません。彼は我々の世界展開に大いに貢献してくれるでしょう。バイスチェアマン就任後は、グローバルな成長戦略の策定、実施、管理において私の右腕となって活躍してもらいます。さらに、SIMIのCEOとして、ソフトバンクがここ数年にわたって展開してきたインターネット、通信およびメディア事業、グローバルな投資活動を直接監督してもらいます。」
孫社長とニケシュ・アローラ氏は、5年前から交流があったということです。
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アローラ氏は約10年前にグーグルに入り、現在は同社とウォール街との橋渡し的な役割を担っている。後任はセールスチームを率いてきたオミド・コーデスタニ氏。