Googleが、福島県浪江町からの依頼により、Googleマップのストリートビューで市街地を撮影したことを発表しています。撮影されたのは「警戒区域」にあたる地域です。
撮影は2013年3月4日からの約2週間で、主に海岸から市街地にかけての警戒区域にあたる地域の撮影が行われました。
福島県浪江町の馬場町長のコメントが、Googleのブログに寄稿されています。
▼Google Japan Blog: 福島県浪江町のストリートビューの公開によせて
震災から 2 年経過した今でも、浪江町には自由に立ち入ることができません。多くの町民から、ふるさとの状況を見たいという声があります。また、世界的にも原発事故の悲惨な状況を映像で見たいという方がたくさんいらっしゃると思います。
今回「町のありのままの姿を多くの町民の皆さまにお知らせできること、世界に発信できるということをとても、嬉しく思っています」ということです。
テレビなどでも見る光景かもしれませんが、自分のペースで巡るというのは、それとは全く違った感情が湧き上がってきます。
最後に、私達は約束します。原子力災害からの復興には、長い年月と多くの人々の協力が必要です。しかし、私達はふるさとを取り戻すことを決して諦めません。