2024年10月3日のGoogleロゴは「違星北斗」をモチーフにしたものとなっています。「違星北斗(いぼし ほくと)」は、アイヌの歌人・社会運動家です。
Googleロゴ「違星北斗」に
2024年10月3日のGoogle Doodlesは、北海道の先住民族に対する認識を改善することを目指し、多くの短歌や俳句を書いた アイヌの歌人であり社会活動家である「違星北斗」を称えるものとなっています。
1927年10月3日に「違星北斗」の短歌の一つが、日本の大手新聞である小樽新聞に掲載されたことを記念したロゴとなっています。
Googleの解説によると「違星北斗」は1901年に北海道余市で生まれ、コミュニティの先住民アイヌの子供たちとは異なり、尋常小学校に通いました。厳しい差別や困難に直面したものの、自分の文化に強い誇りを抱いたそうです。
やがてアイヌ青年の修養団体である「茶話笑学会」という独自の文化団体を結成し、勉強会や機関誌「茶話誌」を発行するなど、アイヌの活動に対する意識を高めました。この頃から俳句をつくり始めます。
東京に上京。そして北海道に戻り、俳句ではなく、盛んに短歌を作るようになります。そして1927年10月3日に、初めて「違星北斗」の短歌が小樽新聞に掲載、常連となりました。
1929年1月26日、27歳の若さで結核により「違星北斗」は亡くなりました。現在「違星北斗」は「アイヌ三大詩人」の一人として知られます。